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知れば納得! セキュリティーソフト最新事情 第5回

2010年版セキュリティソフト、使いやすいのはどれ?

2009年10月11日 12時00分更新

文● 池田圭一、ASCII.jp編集部

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その2――スキャン実行時に使い勝手がいいのはどれ?

 続いて比較するのは、ウイルスのスキャン(検索)と処理についての使い勝手。ここでは3ステップの使い勝手の違いを検証する。

 まずは (1) スキャン(検索)について。通常はタスクトレイにアイコンとして収まってシステムを常駐監視するが、ファイルを個別にスキャンすることも出来る。つづいては (2) 警告について。問題を起こしそうなファイル/プログラムが発見されると、警告や注意ダイアログがポップアップする。最後は (3) 駆除について。ウイルスであると認められたファイルに対して「無視」「駆除」「隔離」「削除」いずれかのアクションをとる。

 それではさっそく画面ショットを中心に比較していこう。


Norton Internet Security 2010
スキャンの自由度高し! リスクの度合いが分かるのも◎

(1) ウイルススキャン メイン画面でシステム関連ファイルなどを重点的にチェックするウイルス検索の[今すぐにスキャン]が実行できる

フォルダを指定し[Norton Internet Security]→[今すぐにスキャン]で内部ファイルをチェックする

(2) 警告~処理  システム領域を短時間で検査するクイックスキャンと、指定ディレクトリ以下を検査するカスタムスキャンでは、ウイルス検索中に経過が表示され、スキャン完了時に警告等が出て処理を選択する

(2) 警告~処理 リアルタイム検索時には自動的に処理され、デスクトップ画面の右下に注意ダイアログがポップアップ表示される

(3) ウイルス駆除 セキュリティ履歴(ログ)で、検索したウイルス感染ファイルを確認。検疫(隔離)済みのものは、リスク度合いを確認しながら、[詳細]ボタンでその後の処理を選択できる


G Data Internet Security 2010
スキャンは高速・高精度、CPU負荷も低い。個別の処理指定はやや面倒か?

(1) ウイルススキャン メイン画面のセキュリティセンター、右上の[ウイルススキャン]でシステム、全体、部分(ディレクトリ指定)を選択して実行する

ここではエクスプローラーでアーカイブしたファイルを選択し[ウイルススキャン]を実行。アーカイブ(ZIP)の内部もチェックできる

(2) 警告~処理 任意のタイミングでのウイルス検索は、状況表示を行ないながら進行する。すべて調べ終わったあとで対象ファイルを選んで処理を決定

(2) 警告~処理 リアルタイム検索時に見つかったものは、ポップアップ画面で確認した後に手動で処理することになる。なお、アクセスブロック指定も可能

(3) ウイルス駆除 隔離されたファイルをダブルクリックしてから処理を選択するか、あるいは選択後、右クリックして処理を選ぶ。リスクの度合いやどのような種類なのかは不明

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