タッチパネル液晶搭載の新一体型 VAIO L
液晶ディスプレー一体型パソコンの新製品「VAIO L」シリーズは、従来の「VAIO type L」からデザインを一新。Windows 7のマルチタッチ機能に対応するタッチパネル搭載モデルもラインナップされた。
2製品がラインナップされるうち、上位機種の「VPCL119FJ/S」がタッチパネル機能を備えたディスプレーを搭載する。タッチパネル技術としては、NextWindow社の光学式タッチパネル技術を採用している。ディスプレーを指で触ることで、Windows 7の持つマルチタッチ操作や手書き入力を使えるほか、タッチ操作を意識した独自のメディア再生アプリケーション「Media Gallery」や、アプリケーションランチャー「VAIO Gate」といったアプリケーション類も搭載している。
ディスプレーサイズは24型ワイド/フルHDに一本化され、全機種が地上/BS/110度CSデジタル放送を2基内蔵するテレビパソコンとなった。内蔵HDD容量は1TBで、圧縮録画を可能とする「VAIO AVCトランスコーダー」も内蔵するなど、中~上位機種のデジタル放送レコーダーと比べても遜色ない。記録型BDドライブも内蔵する。さらに、ディスプレーにHDMI入力端子を備えて、ゲーム機やビデオ機器をつないだテレビ代わりにも使える。
パソコンとしてのスペックも高めで、CPUにCore 2 Duo E7500(2.93GHz)を搭載するほか、グラフィックス機能として独立GPUのGeForce G210Mを内蔵。BD再生やゲームなどを快適に動作させられる。VOMモデルでは、さらに強力なCore 2 Quad Q9550(2.83GHz)や、GeForce GT240Mを搭載したり、メモリーを最大12GB内蔵することも可能だ。OSにはWindows 7 Home Premium 64bit版を標準搭載する(店頭販売モデルの場合)。
また、サウンド面も強力で、本体に5.5Wのスピーカーを2基内蔵する。スピーカーは本体下部に内蔵されているので、音質を損なわずに、狭額縁のデザインも実現している。同社製の高音質デジタルアンプ「S-Masterデジタルアンプ」の内蔵や、バーチャルサラウンド技術「Dolby Home Theater」にも対応するなど、音質を強化するさまざまな機能も備える。
本体のカラーはフレームとスタンド部、付属のワイヤレスマウスの色違いで、3色のバリエーションを用意。店頭販売モデルはシルバーとブラウン、VOMモデルにはブラックが追加されている。
予想実売価格は、店頭販売モデルでタブレット機能付きのVPCL119FJ/Sが24万円前後。タブレットなしのVPCL118FJ/S、同/Tが21万円前後。
VAIO L(VPCL119FJ/S) の主な仕様 | |
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CPU | Core 2 Duo E7500(2.93GHz) |
メモリー | 4GB |
グラフィックス | GeForce G210M(ビデオメモリー512MB) |
ディスプレー | タッチパネル内蔵24型ワイド 1920×1080ドット |
ストレージ | HDD 1TB |
光学ドライブ | 記録型BDドライブ |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 2.1 |
サイズ | 幅582.4×奥行き190.0×高さ429.0mm(最小傾斜時) |
質量 | 約12.5kg |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit版 |
予想実売価格 | 24万円前後 |
VPCL118FJ/S、/T の主な仕様 | |
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ディスプレー | 24型ワイド 1920×1080ドット |
質量 | 約11.5kg |
予想実売価格 | 21万円前後 |
それ以外の主な仕様はVPCL119FJ/Sと同等 |