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WILLCOM 03で始める、Windows Mobile 再入門(中編)

2009年10月07日 09時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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前回WILLCOM 03の魅力やPCとの連係について解説したが、今回はGoogle Calendarを使った便利なスケジュール管理術を紹介していきたい。

スケジュール管理をWILLCOM 03で実現

 どこでも電話やメールができるケータイは、もはや仕事に欠かせないアイテムになりつつある。ただスマートフォンである「WILLCOM 03」であれば、単なるコミュニケーション手段としてだけでなく、PCと連係しながらスケジュールや住所録を管理することも可能で、PCで入力したデータをWILLCOM 03で見たり、逆にWILLCOM 03で登録したデータをPCに反映させるといったことができる。

「WILLCOM 03」に搭載されているスケジュール管理ソフト「予定表」。PC上のOutlookと連携可能

アドレス帳として利用できる「連絡先」。このプログラムから直接電話をかけることもできる

 そのためにWILLCOM 03に用意されているのが「予定表」や「連絡先」といったプログラムである。いずれもWindows Vistaなら「Windows Mobile デバイスセンター」、XPでは「Active Sync」を使ってPC上の「Outlook」のカレンダーや連絡先と同期できる。これにより、外出先でWILLCOM 03を使い、Outlookに登録した予定や連絡先を参照するといった使い方が可能になる。

Outlookで入力した予定(左画面)をWILLCOM 03に同期して表示(右画面)。いずれかで入力して同期すれば、双方のカレンダーに予定を反映できる

 ただ、こうした環境を実現するには当然ながらOutlookがPC側にインストールされていなければならない。Outlookの最新版は「Outlook 2007」で、単体製品として発売されているほか、「Office Personal 2007」などのスイート製品にも含まれている。ただ、これらのパッケージをもし持っていなければ、新たに購入しなければならないのは難点だ。

 またPCが手元にある環境でないと同期できないことにも注意したい。たとえば、同期をせずに外出してしまうと、当然ながら前回同期してからOutlookで入力した予定をWILLCOM 03で参照できないというわけだ。


Google Syncで外出先でもスケジュール同期を実現

 こうした問題を解消する方法として、ぜひオススメしたいのが「Google Calendar」とWILLCOM 03上の予定表や連絡先を同期させる方法である。Google CalendarはGoogleのアカウントを持っていれば無料で利用することが可能で、その使い勝手のよさから多くのユーザーに利用されているWebサービスである。入力したスケジュールはサーバ上に保存されるため、インターネットに接続されているPCがあれば、Webブラウザを使って予定の確認や登録が可能である。

Web上でスケジュール管理が可能な「Google Calendar」。ドラッグ&ドロップで予定の日時を変えられるなど、Webアプリケーションながら高い使い勝手を実現している

WILLCOM 03上の「ActiveSync」。Windowsとの同期の設定などが行える

 Googleでは、Google Calendarの予定と連絡先のデータをWindows Mobile端末と同期する「Google Sync」というサービスを提供している。これはWindows Mobileの標準機能を使ってGoogle Calendarのサーバにアクセスし、予定や連絡先を同期するというもの。

 実際に設定してみよう。まずWILLCOM 03のWindowsメニューから「プログラム」を選択し、一覧の中から「ActiveSync」を選択する。続けてメニューから「サーバのソースの追加」を選ぶとウィザードが起動する。以下のように作業を進めていこう。

「Google Sync」を利用するための設定。まず「電子メールアドレス」にGmailのメールアドレスを入力し、「Exchange Server設定を自動的に検出する」のチェックを外す

次の画面で「サーバーアドレス」として「m.google.com」を入力する

「ユーザー名」と「パスワード欄」にそれぞれGmailのメールアドレスとパスワードを入力する

最後の画面で「連絡先」と「予定表」にチェックを入れれば完了だ。設定が終わると自動的にインターネットに接続して同期作業が行われる

Windows上で動作する「Google Calendar Sync」。WILLCOM 03でのスケジュールの同期に便利なだけでなく、別のPCのOutlookと同期する目的でも利用できる

 Google Calendarを使うメリットとしては、特別なアプリケーションをインストールすることなく、PC上でスケジュールを管理し、さらにWILLCOM 03と同期できることがまず挙げられる。インターネット接続環境は必須となるが、Outlookを持っていなくてもPCとWILLCOM 03を連係させられるわけだ。

 さらにそれ以上にメリットとなるのは、WILLCOM 03をインターネットに接続すればスケジュールの同期が可能な点だ。このため同期せずに外出しても、電波が届いているところでインターネットに接続して同期を行うことにより、Google Calendarで登録した内容をWILLCOM 03に取り込める。

 ちなみに、GoogleではOutlookのカレンダーとGoogle Calendarを同期する「Google Calendar Sync」を提供している。Outlook 2003/2007をサポートした、Windows XP/Vista用のソフトウェアで、両者で登録したスケジュールを簡単に同期できる。同期するタイミングも分単位で指定できるので、設定さえ行っておけば後は自動的に同期してくれる。

 これを利用してOutlookとGoogle Calendarを同期しておけば、外出先でもGoogle Calendarと同期することによってOutlookで登録したデータを取り込める。OutlookにあってGoogle Calendarにはない「分類」や「非公開」といった項目は同期されないなど完全ではないが、外出先でも同期できることを考えると利用する価値はあるだろう。

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