他山の石にせよ!
オフィス統合製品 痛恨の失敗例
メールに添付して送るなど、別のパソコンで開いたり編集されることの多い「マイクロソフト オフィス 2007」のファイル。しかし、他社製オフィス統合製品ではうまく開けなかったという声をよく聞く。ここでは、編集部が実際に体験した失敗例の一部を紹介しよう。
エクセルで失敗!
売り上げデータの数式がエラーに!
いったい何個売れたの?
ドットPC読者にはなじみの深いエクセル。編集部はまず、『エクセル関数1000技+α』(小社刊)に掲載した、アンケート結果の円グラフを、他社製オフィス統合製品で開いてみた(下図)。すると、円グラフは消え、グラフの見出しも違う言葉に!
続いて、『すっきりわかった! エクセル関数 組み合わせ技&関数事典』(小社刊)に掲載した、売り上げ報告書を同ソフトで開くと、売り上げの合計数を求める数式がすべてエラーになってしまった(下図)。ホワイトデーのクッキーは、いったい何個売れたのだろうか……?
パワーポイントで失敗!
自信たっぷりのプレゼンレジュメ!
……のはずが、図はどこへ?
プレゼンのレジュメや企画書の作成で活用されることの多いパワーポイント。編集部でも会議用文書はパワーポイントで作成している。そこで、過去に作成した会議用のレジュメを他社製オフィス統合製品で開いてみたところ、なぜか全体が黒い網掛けになってしまって内容が把握しにくい状態に。
さらによく目を凝らすと、月々の戦略を示した流れ図も、すべてなくなってしまっている。これではまったく、役に立たない。
ワードで失敗!
社内イベントの案内文書が真っ白
見出しと本文も重なって読めない!
下図の右は、10月号の「ワード文書作成講座」(126ページ)で作成した社内イベントの案内文書。これを他社製オフィス統合製品で開いたところ、カラフルなデザインの表紙が真っ白になってしまった。
さらには、かろうじて表示できた見出しと本文の一部が、左上に重なって表示されて読めない状態に! こうしたファイルでは、信頼すべきは「マイクロソフト オフィス 2007」であることを改めて実感した。