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知れば納得! セキュリティーソフト最新事情 第4回

3億人があなたを守る! カスペルスキー最新版の強みとは

2009年10月10日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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Kaspersky氏がぎっしり並ぶ「カスペルスキー インターネットセキュリティ」最新版のカバーワーク。もともと同氏の顔を採用するというアイデアは日本が発祥なのだとか

 イカつい外国人男性が並んだパッケージ写真が目を惹く「カスペルスキー インターネットセキュリティ(以下カスペルスキー)」。ロシア生まれのこのセキュリティ対策ソフト、日本国内での販売を手がけるのは、一太郎・ATOKでおなじみジャストシステムだ。

 同社が日本市場へ投入した「カスペルスキー」のセキュリティソフトとしての特長は、そしてその最新版はどのような新機能を搭載するのか。同社にお話をうかがってきた。対応してくださったのはコンシューマ事業部・企画部 部長 横井太輔氏、同部 加納正喜氏、同部 佐々木綾子氏、そしてコンシューマ事業部・開発部 井上正史氏(以下敬称略)だ。

「カスペルスキー」の特長とは

── まず、「カスペルスキー インターネットセキュリティ」がどのような製品なのかを教えてください。

コンシューマ事業部・企画部 部長 横井太輔氏。

横井太輔(以下横井) 今回のバージョンで、我々が取り扱う4製品目の「カスペルスキー」になります。弊社のビジネスアプリケーションを愛用していただいているユーザーの皆さんに、高性能なセキュリティ対策ソフトを提供したいと思い、世界的にも評価の高いカスペルスキーを国内販売することとしました。

 とは言っても、国内ではほぼ最後発となるセキュリティ対策ソフトとなるわけですから、国内販売に際しては、カスペルスキーに独自の特長をもたせ、先発ソフトとの明確な差を打ち出したかったのです。

── その特長とは?

横井 それは、パターンファイルの更新が短時間のサイクルであることです。発売当初は1時間に1回パターンファイルを更新していました。現在は45分に1回ですが、1時間に1回というサイクルは、参入当時に販売されていた製品ではもっとも短いものでした。

 また、ジャストシステムが持つノウハウで手厚いサポートを行ない、お客様に信頼感を与えることも特長の1つです。電話サポート窓口は365日、ライセンス有効期間は何度でも無料で利用できます。

── カスペルスキーのユーザーターゲットはどういった層でしょうか?

横井 ターゲットとしているユーザー層は、毎日ネットに2時間以上アクセスする「ネットヘビーユーザー」に据えています。PCリテラシーの高低ではなく、とにかく毎日長時間ネットを使う人、そういうユーザーに使っていただければと思っています。現在は国内に80万人のアクティブユーザーがいます。大手ベンダさんとくらべたらまだまだ少ないかもしれませんが、我々の狙うユーザー層には十分届いている数字だと思っています。

── そのほか、大きな特長はありますか?

コンシューマ事業部開発部の井上正史氏

横井 常駐させていても動作が重くないことです。セキュリティ対策ソフトは、速さや軽さを優先すると、セキュリティ対策の正確性が下がることとなります。この相反するもののバランスをどこで図るのかが難しいところです。カスペルスキーはそこに大きな力を割いて開発しています。

井上正史(以下井上) カスペルスキーの特長として、モジュール設計であることも挙げられます。内部的に、まずモジュールを管理して動かすベース部分があって、モジュールとOSやシステムとの仲介をしています。その上にウイルス検知やアンチスパムといったモジュールが動作しています。万が一モジュールに問題があったとしても、そのモジュールを差し替えるだけでいいので、アップデートもしやすいわけです。

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