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物欲AVコモノ道 第25回

机上で使えるオーディオアンプ「Prodino CORE-A55」を試す

2009年10月05日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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ヘッドフォン用の専用アンプを搭載

スピーカー底面にはパッシブラジエーターを搭載

スピーカー底面にはパッシブラジエーターを搭載

 付属のスピーカーは小型ながら60mmのフルレンジユニットを組み込み、さらに底部にパッシブラジエーターを搭載している。なお、付属の専用スタンドを使うことにより、スピーカーの垂直角を0~20度で調整可能だ。特に机上で利用するなどスピーカーと利用者の距離が近い場合、スピーカーの角度がちょっと変わるだけでずいぶんと音は変わる。その調整が手軽にできるようになっているのは嬉しい配慮だ。

本体前面左側には現在の入力やサウンドモードなどが表示される

本体前面左側には現在の入力やサウンドモードなどが表示される

SDメモリーカード内の楽曲を再生中は曲名なども表示される

SDメモリーカード内の楽曲を再生中は曲名なども表示される

 音質を調整するための「サウンドモード」と呼ばれる機能もあり、低音を増強する「D-Bass1」やさらに低音を強調する「D-Bass2」、ボーカルを前面に押し出す「Vocal」、ライブ会場の雰囲気を再現する「Live」などといった7種類のサウンドモードが用意されている。また高音、中音、低音のそれぞれの音域でトーン調整も可能だ。

 実際にCORE-A55を試聴したところ、しっかり定位感があり、奥行きもキチンと感じられる。音質は中高音域がしっかり鳴っていることもあり、カチッとした印象のキレのいい音になっている。低音の鳴りが控えめな印象だが、サイズを考えると欲張りというものかもしれない。

本体前面

本体前面右側にヘッドフォン出力端子がある。その下にはSDメモリーカードスロットがあり、ここにカードを差して直接音楽ファイルを再生できる

 さらに注目したいポイントは、スピーカー用のアンプとは別にヘッドフォン出力用のアンプが搭載されていること。ヘッドフォンをつないで聴いてみると、癖のない音が出力されているという印象で、ヘッドフォンの特性をうまく引き出してくれる。

 パソコン内の音楽はヘッドフォンでしか使わないという場合、パソコンのヘッドフォン端子に直接つないで聴くケースが多いと思うが、CORE-A55はそれらとは別次元の音を聴かせてくれる。アンプ単体で購入し、ヘッドフォン専用として使ってもいいだろう。

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