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キーワードとサイトの相性をAnalyticsでアクセス解析 (2/8)

2009年10月02日 21時00分更新

文●中野克平/デジタルコンテンツ部編成課

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ユーザーがどの検索エンジンから訪れたのか?

 ユーザー層の違いは検索エンジンの使われ方の違いにもなります。「ユーザーがどの検索エンジンから訪れたのか?」を考えることは、Webサイトと検索エンジンの相性を考えることです。

 Yahoo! JAPANは「万人向け」なので、「プリンタ 比較」のような漠然としたキーワードが多くなるでしょうし、Googleは「テクノロジー好き向け」なので、「PM-A890 ドライバ ダウンロード」のような機種名や目的まで明確なキーワードが多くなるでしょう。また、「ノートパソコン」を調べる割合は、Yahoo! JAPANの方が多そうですし、「ネットブック」を調べる割合は、Googleの方が多そうです。

 以下の画面は、ASCII.jpのあるサブドメインで、「snow leopard」というキーワードからのトラフィックを表しています。「ディメンション」として「参照元」を選ぶと、キーワードごとに、どの検索エンジンから訪れたのか分かります。

「トラフィック」→「キーワード」の「キーワード」レポートでディメンションとして「参照元」を選ぶと、キーワードごとの検索エンジンシェアが分かる

「トラフィック」→「キーワード」の「キーワード」レポートでディメンションとして「参照元」を選ぶと、キーワードごとの検索エンジンシェアが分かる


 レポートの集計期間中、ASCII.jpの「snow leopard」の検索順位は、Yahoo! JAPANでもGoogleでも3位でした。もし2つの検索エンジンが同じユーザー層に使われているのなら、Yahoo! JAPANとGoogleのシェア比は日本全体と同じ5:4になるになるはずです。しかし、実際にはYahoo! JAPAN からが98セッションに対して、Googleからは2961セッション。シェア比は1:30。「Snow Leopard」(Mac OS X v10.6)を検索しているのはテクノロジー好きなので、検索順位が同じでも、Googleの検索ボリュームの方が多く、差が付いたと考えられます。

 ある検索エンジンから送り込まれてくるユーザー数は、その検索エンジンであるキーワードが何回調べられ、検索順位のどこに自分のサイトが表示されるかで決まります。したがって、検索エンジン経由のセッション数が増減したときは、比較対象期間に比べて検索ボリュームと検索順位がどう変化したか、を調べます。

 検索連動型広告(オーバーチュアやAdWordsのようなリスティング広告)を出稿する場合も、そもそもユーザー層が異なることを念頭に、キーワードを使い分けます。サイト設計やリニューアルの場合は、どちらのユーザーを相手にビジネスをするのか検討したり、再確認したりすることが重要です。

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