9月30日、ターボリナックスとネオジャパンは携帯電話からの利用に対応したSMB向けのグループウェアアプライアンス「どこでもオフィスアプライアンスモデル」を発表した。価格は30ユーザー版で99万7500円などで、発売は10月15日からとなる。
どこでもオフィスアプライアンスモデルは、富士通の小型サーバ「PRIMERGY TX120」」に、ターボリナックスのLinuxディストリビューション「Turbolinux Appliance Server 3.0」、SSLサーバ証明書「Turbolinux Cybertrust SSL」、ネオジャパンのグループウェア「desknet's」をセットにした製品。
Turbolinux Appliance Server 3.0は、サーバーOS「Turbolinux 11 Server」をベースにオープンソースの管理ツール「BlueQuartz」を搭載し、Webやメール、DNSなどのサーバの各種設定・管理をWebブラウザから一元管理できるようにした製品。セキュリティパッチのインストールをまとめて行なうパッケージ管理ツール「Turboプラス」も搭載する。
Turbolinux Cybertrust SSLは、ターボリナックスのサーバOS限定にサイバートラストが発行するサーバ証明書。サイバートラストの通常の証明書に比べ、安価に利用できるメリットがある。
desknet'sには、携帯電話のアクセスに対応するほか、iPhone用のライセンスも付属する。携帯電話のWebブラウザからの利用を快適にするため、PC版と比べて少ない入力で操作できるユーザーインターフェイスを採用しており、利便性の高くストレスの少ない環境を実現しているという。
なお、Turbolinux Cybertrust SSLとdesknet'sは年間ライセンス製品であり、2年目には有償のライセンス更新が必要となる。
