多重露出は2つの方法でできる
E-P1の多重露出機能は2種類ある。まずは撮影時にメニューから選択する方法。設定できるのは「コマ数」、「自動ゲイン補正」、「再生画+多重」の3つの項目。
コマ数では「2コマ」か「オフ」を選択可能。2コマを選ぶことで多重露出がオンになる。自動ゲイン補正は、適正な画像を2枚合成すると明るさが1段分明るくなってしまうが、撮影時に明るさを1/2にすることで合成後に適正な露出になるように調整してくれる。再生画+多重ではカメラに記録されている過去に撮影したRAWデータを選び、その画像に対して再度の露光を行なえる。
もう1つの方法は、すでに撮影した記録されているRAW画像の合成。再生メニューから「編集」―「画像合成」を選ぶ。2コマか3コマのどちらかを選び、次にRAW画像の一覧が出るので画像を選択しプレビューを見ながら各画像の明るさを調整することが可能だ。
多重露出を使えば、以下のサンプルのように過去に撮った写真同士の合成や再露光など、結構面白く写真をいじれる。
多重露出サンプル
左の写真は撮影時に多重露光をかけたもの。1回目にピントが合ってる写真で2回目にピントをはずした状態で多重露光させてる。右の写真は同じことをカメラの設定で行なった。2枚合成時にそれぞれの写真の明るさの調節ができるので、実際に撮る時よりも面白い写真にすることができる
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