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Core i5でPC強化 必要なパーツはどれだ? 第4回

Core i7/i5に最適なメモリはどれ?

2009年09月29日 18時00分更新

文● G&D matrix 松枝 清顕

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各社より用意された
Lynnfield用デュアルチャンネルメモリキット

 今回は、開発コードネームLynnfieldこと、インテルCore i7-800番台と、Core i7-500番台対応のメモリについて見ていこう。

 LynnfieldことCore i7-860/870、Core i5-750は、メモリクロックがDDR3-1333MHzとなり、メモリチャンネルがこれまでのCore i7-9xxシリーズで採用されていたトリプルチャンネルからデュアルチャンネルに変更されている(関連記事)。このデュアルチャンネルのメモリコントローラーはCPUに統合され(Integrated Memory Controller)、DDR2の約2倍、最大で21.3Gb/secの帯域幅でメモリとプロセッサが直結されている。
 新Core i7-8xx(Core i5)と既存Core i7-9xxでは一見両者システムを並べたところで外見上見分けが付きにくいが、前述通りメモリチャンネルが違うために、ここで判別が付くというわけだ。

LynnfieldでメモリコントローラーはCPUに統合され(IMC)、最大で21.3Gb/secの帯域幅でメモリとプロセッサが直結された。メモリチャンネルもトリプルチャンネルからデュアルチャンネルに変更されている

DDR3メモリは
何が変わったの?

 Core i7-800番台/Core i5-700番台が発売される少し前から、メモリモジュール各社はそれに向けたデュアルチャンネルキットが市場に出回りはじめていた。
 それまでに発売されていたデュアルチャンネルキットといえば、AMDのプラットフォーム向けの位置付けという印象が強かったが、新たに用意されたインテルCore i7-800番台/Core i5-700番台用に最適化されたデュアルチャンネルキットは、インテルXMP(Extreme Memory Profile)対応モデルをはじめ、エントリーユーザー向けからローボルテージで高クロックのハイパフォーマンスモデルまで、特徴的なモデルが多数ラインナップされている。また冷却に特徴を持たせたヒートスプレッダ搭載モデルや冷却ファンが付属されるモデルなどそのスタイルも千差万別だ。
 そこで今回は、各社デュアルチャンネルキットをメーカー別に見て行くことにしよう。きっと予算や目的に合ったモデルを見つけることができるだろう。

XMP対応メモリは、モジュールに搭載されているSPD(Serial Presence Detect)に、オーバークロック動作時の動作電圧とタイミングの情報が書き込まれており、マザーボードでXMSのプロファイルを選択すると、自動的にタイミングと電圧を設定してくれる

 ※次ページ以降の実売価格は、あくまで調査した時点での価格であり、現在もこの価格で販売されていることを保証するものではありません。

(次ページへ続く)

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