このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第120回

自転車に乗って都内猫めぐり

2009年09月25日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「この猫は人になついていません」

 お次はさらに足を伸ばして文京区で発見したきれいな三毛系の猫。警戒心が強くてうなってる。

誰かが通るたびにこうして威嚇してた。かといって逃げるでもなく、微妙な距離感。左上にぶら下がってるプレートに注目である(2009年9月 ニコン D90)

誰かが通るたびにこうして威嚇してた。かといって逃げるでもなく、微妙な距離感。左上にぶら下がってるプレートに注目である(2009年9月 ニコン D90)

 猫の後ろにぶら下がってるプレートに注目。よく読むとこう書いてある。


 「猫に近づかないようにお願いします。

 この猫は人になついていません。

 突然近づいたり、手を出したりすると、驚いて爪を出すことがありますので、お気を付けください。

 ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いします」


 すごい。しかもきれいに印刷されてる。ここまで丁寧な注意書きは初めてで感心である。

 不用意に近づいて脅かさないよう気をつけて撮ってたら、猫の方も慣れてきたのか木の陰から目線をくれたのですかさず撮影。

岩の上からじっと見つめ合うのである。暗くなってきたので明るいレンズ(50mm F1.4)につけかえての撮影。おでこの毛が可愛い(2009年9月 ニコン D90)

岩の上からじっと見つめ合うのである。暗くなってきたので明るいレンズ(50mm F1.4)につけかえての撮影。おでこの毛が可愛い(2009年9月 ニコン D90)

 最後は上野近辺で見つけた猫。近づいたら門戸の向こうに逃げてしまったが、人はそちらには行けないことをよく知っており、門を挟んで見つめ合い。門の下から撮るためにこれもノーファインダー技で狙ってみた。

門戸をはさんでじっと見つめ合い。このあたり、何度か訪れたことがあるのだが、猫を見たのははじめて。普段は隠れているのだろう(2009年9月 ニコン D90)

門戸をはさんでじっと見つめ合い。このあたり、何度か訪れたことがあるのだが、猫を見たのははじめて。普段は隠れているのだろう(2009年9月 ニコン D90)

 ここで持っていたメディアがいっぱいになり、日も暮れてきたので撮影も終了。最寄り駅へ行き、また自転車を折りたたんで電車で帰ったのである。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は10月2日掲載予定



前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン