拡大しながらのコマ送り再生が複雑
撮影中に一番気になる点が再生時の表示だ。連続して撮影したときにピント位置のチェックをする場合や感度を変えて撮った時に、前後の画像と比較してチェックするために拡大したままコマ送りをしたいのだが、やや操作が複雑である。
手順としては「再生」→「拡大表示」(サブダイアル操作)→「INFO」ボタン→「INFO」ボタン→「左右ボタン」でコマ送りが可能だ。
せっかくダイアルが2つのあるのだから、サブダイアルで拡大後、メインダイアルでコマ送りができればなにも問題ないのではないだろうか? さらに左右上下ボタンで移動できればなお良し。
さらにマニュアルフォーカス時に画面を拡大することで確実なピント合わせが可能だが、全画面で拡大されてしまうのも気になる部分だ。
AF動作をMFに切り替えて、レンズのピントリングを触ると全画面表示に切り替わる。これはこれで良い機能ではある。拡大倍率は7xと10xが選べて拡大位置の移動もできるので便利だ。
ただ、三脚等に固定した状態で使うことを想定しているのか、フレーミングが不安定になってしまう。これは好みの問題であるが、MFアシスト状態で拡大画面の大きさを全画面と小さめの2つから選べると助かる。
といったあたりが現状で気になる点だ。特に改善を望みたいのは再生時のコマ送り機能とライブビュー時の表示方法、水準器表示で絞りやシャッターの表示やオートISO感度時の感度表示あたりだ。
オートISO感度でいえば、例えば絞り優先オート時に設定してる絞りはもちろん、それに対応したシャッタースピードが表示されるのは当たり前のはずなので、同じようにオートで制御されるなら撮影時にいくつになるか解った方が良い。
記事掲載当初、「マニュアル露出時にISO感度のオートが選べない」との記述がありましたが、誤りでした。お詫びして訂正いたします(2009年9月30日)
(次ページに続く)
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