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買ったからには全部言いたい!「E-P1」の光と影 第7回

隠しメニュー? E-P1のカスタムメニューをいじくる

2009年09月24日 12時00分更新

文● 周防克弥

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隠されたカスタムメニュー

 一方で「あぁ、ここが気になる」的な部分がある。以降はちょっと不満に感じている部分をチェックしてみよう。

 メインとサブのダイアル操作の機能を入れ替えたり、ボタンの機能を変更させたりするために「カスタムメニュー」にアクセスする必要があるのだが、出荷時にはカスタムメニューは非表示になっている。

ダイアルの操作を入れ替えるにはカスタムメニューを表示させないといけない。出荷時にオフになっていてメニュー内に表示すらされてない。つまり詳しくない人はここには触るなということらしい

メニュー表示を「オン」にする(左)ことで、やっとカスタムメニュー(右)が表示される

 ここにはダイアルやボタン割り当て以外に有用な機能が備わっている。さすがに全部は紹介しきれないが、僕が使う(使った)機能をいくつか挙げよう。

 まずは音。最初にAFの合焦音が気になって消そうとしたけど設定が無く、まさかAFの合焦音は消せないのでは? と不安になったのだが、カスタムメニューを開くことでようやく見つけることができた。しかも名称が「ビープ音」……。

 他にも「ISOオート」時の上限と下限の設定やブラケット撮影、「Fn」ボタンへの機能割り当て変更など、結構多くの項目が隠されている。設定できる項目が多くて、すべてを把握するのはかなり難しい。

AFの合焦音はここで消音できる。なかなか見つからなかったが、まさか名称が「ビープ音」とは思わなかった。ビープ音じゃエラー時に出る音と思ってしまいますよ

AFの合焦音はここで消音できる。なかなか見つからなかったが、まさか名称が「ビープ音」とは思わなかった。ビープ音じゃエラー時に出る音と思ってしまいますよ

ISO感度を「オート」に設定した場合の上限と下限をここで設定できる。僕はノイズが気にならないISO 1600を上限にして、状況次第で手動でより高感度へ変更している

自動的に設定を変更して3枚の連写をしてくれる「ブラケット機能」の設定。露出やホワイトバランス、フラッシュ、ISO感度のブラケットが設定可能だ(実は今回の記事を書くまでブラケット機能は無いものだと思ってました)

 カスタムメニューは「AF/MF」や「ボタン/ダイヤル」など、機能ごとにいくつかの項目に分かれているのだが、その下の(階層の)メニューは全部つながっている。たとえば、AF/MFの項目を選ぶと関連する機能がリスト表示されるが、これをスクロールさせ続けるとスクロールが止まる(もしくはリストの一番上の機能に戻る)のではなく、次の項目(ボタン/ダイヤル)に関する機能が表示される。

 つまり、カスタムメニューの項目を1回選択すれば、次の画面ではすべて(64個)の機能にアクセスできる、ということだ。上下操作だけですべてにアクセスできるのは便利ともいえるが、どこになにがあるか探すのが結構大変だ。

(次ページに続く)

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