物欲AVコモノ道 第23回

PS3のウェブブラウザ機能をチェック！

独自開発エンジンを使ったPS3のウェブブラウザ

　さて、パソコン上の動画を見るDLNAクライアントとして使ったり、あるいは鉄拳5やバイオハザード5をプレイしたりと、大活躍の我が家のPS3だが、実はそれ以外にも多数の使い方ができる。その1つがインターネットブラウザの搭載である。

PS3に搭載されているウェブブラウザ。レスポンスも上々で、かなり快適にウェブサイトを閲覧できる

　我が家にある任天堂の「Wii」は、ブラウザとして組み込み向けの「Opera」を利用しているが、PS3が搭載しているのは独自開発のもの。それだけにPS3に特化した操作性が実現されており、ゲーム機に搭載されているウェブブラウザとは思えないほど使い勝手がいいのだ。

　特にそれを感じるのは、十字キーと左右のスティックを使った操作だ。十字キーの上下左右でリンクのアンカーを移動でき、左スティックでポインタを直接操作、そして右スティックでスクロール操作ができる。

　最初は十字キーと左右のスティックで役割が違うことに戸惑うが、近くにあるリンクを選択したい場合は十字キーで、遠くにあるリンクを素早く選択したい場合は左スティックで移動など、両方を使い分けられるのは意外と便利だ。

タブではないが、複数のページを開いて閲覧することが可能。「L3」ボタンでこのように開いているページのサムネイルが表示される

　また複数のページを同時に開けるタブブラウザ的な仕組みも備えているため、気になるページを複数開いておくといったことも可能。そのほかの機能も豊富で、文字サイズの変更や画面のズーム、さらにはCookieの受け入れ可否やJavaScriptのオン／オフまで切り換えられる。

文字サイズの変更も可能。我が家の環境では標準サイズでは文字が小さすぎて見づらかったが、「＋2」にすることで問題なく読めるようになった

ズーム機能も搭載。細かい写真を大きく見たいときは、カーソルを画像に合わせて「R3」ボタンを押せばよい

　また（初代）PS3リリース当初は見られないウェブサイトも多かったが、度重なるアップデートで多くのウェブサイトが見られるようになっている。現状では「YouTube」はもちろん、国内で人気の高い「ニコニコ動画」の再生も可能であり、話題の動画を大画面で楽しめるのは嬉しい。

Gmailも利用可能。機能制限のある簡易HTMLモードにはなるが、メールの送受信は基本的に問題ない

　ウェブメールなども利用可能で、筆者が愛用しているGmailも問題なくアクセスして使えた。ただフル機能を使える「標準HTMLモード」ではなく、「簡易HTMLモード」になるが、受信したメールの閲覧、そしてメールの送信は問題ない。