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この秋注目のデジカメを総ざらい! 第5回

面白機能が続々登場! この秋の注目コンデジ ベスト9

2009年09月20日 18時00分更新

文● 小林 伸 、撮影協力●クラーク記念高校秋葉原ITキャンパス

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あの“ミニチュア写真”が撮れる!――リコー「CX2」

コンパクトなボディに光学10.7倍/28~300mm(35ミリフィルム換算)ズームレンズを搭載している。それを実現したのは、同社が採用している「リトラクティングレンズシステム」と呼ばれる“レンズ構成の一部分をレンズ鏡胴内から外してボディ内に格納してしまう”というからくり箱のような機能だ

コンパクトなボディに光学10.7倍/28~300mm(35ミリフィルム換算)ズームレンズを搭載している。それを実現したのは、同社が採用している「リトラクティングレンズシステム」と呼ばれる“レンズ構成の一部分をレンズ鏡胴内から外してボディ内に格納してしまう”というからくり箱のような機能だ。実売価格は4万7000円前後

 リコーのコンパクトデジカメCXシリーズは、従来のRシリーズの機能を踏襲したコンパクトボディ&高倍率ズームレンズ搭載の機種である。最新の「CX2」は、従来機(CX1)で7.1倍だった光学ズームが光学10.7倍となり、28~300mm(35mmフィルム換算)の画角を持つまでにアップグレードされた。

 撮像素子はCX1を踏襲して有効929万画素CMOSセンサーのままだが、シーンモードの中に新しく「ミニチュアライズ」が加わった。このシーンモードは、実際に写した風景などの天地をぼかして、まるでミニチュアで再現された風景を撮ったような印象で記録することができる機能である。このような撮り方はビューカメラなどのアオリの機能を使えば可能なのだが、それを画像エンジンのフィルター機能で再現してしまおうというもの。高いところから見下ろすような場合に使用してみると大変面白い効果が現れる。

左は「ミニチュアライズ」設定時の背面液晶画面。上下のグレーの濃い部分がボケる範囲。右はそのボケ幅と位置の設定画面。Fnボタンを押すことで調整ができるようになる


ミニチュアライズのサンプル画像

どちらも実際にシーンモード「ミニチュアライズ」で撮影した画像。やはりある程度の高さから見下ろすように撮ったほうが雰囲気が出るようだ。


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スピード起動&AFがウリ――ニコン「COOLPIX S640」

世界最速の起動&AFを謳うコンパクトデジカメ「COOLPIX S640」。光学5倍ズームレンズを搭載しているがボディはかなり小型で普段からの持ち歩きにも負担にならないだろう

世界最速起動を誇るコンパクトデジカメ「COOLPIX S640」。光学5倍ズームレンズを搭載しているがボディはかなり小型で普段からの持ち歩きにも負担にならないだろう。実売価格は3万5000円前後

 ニコンからは、起動時間約0.7秒の世界最速起動を謳った「COOLPIX S640」が発売されている。速さは起動時間に留まらず、約0.25秒の超快速オートフォーカスもウリにしており、実際使用していてもその速さは小気味良かった。

 さらに「ターゲット追尾」の機能を使用すると、一度カメラが認識したターゲットまたは顔を常時追いかけ続けてくれるので、動く被写体などの撮影には大変便利。搭載するレンズは光学5倍ズームレンズで28~140mm(35mmフィルム換算)の画角をもっている。ボディの小ささからも普段からの持ち歩きに向いているかもしれない。


ターゲット追尾機能のサンプル画像

走行中の都電を「ターゲット追尾」機能ONで撮影

「ターゲット追尾」機能をONにして近寄ってくる都電を撮影。かなり遠くで機能をONにしたので、どこまで近寄った時点でロックが外れるか試してみたのだが、結局フレームからはみ出しそうになるまで追尾が続いた。この精度には驚かされるばかりだ

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