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古田雄介の“顔の見えるインターネット”第57回

ニュースは鮮度より品質で勝負 「駄文にゅうす」のネタ探し術

2009年09月21日 16時00分更新

文● 古田雄介

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体――ネット巡回、支えているのは未見の面白い記事

―― ちなみに、ネット巡回にはどれだけの時間をかけているんですか? 記事の制作も含めて教えてください。

サイトの更新には、Core 2 Duo搭載のWindows XPマシンとPentium III搭載のWindows 2000マシンの2台を駆使している。ネット環境はADSLとのことだ

From E 最近は1日2時間程、多くて4時間ぐらいですね。昔は定期巡回先が100件程度だったので1時間程度で済んだんですけど、テキストサイトや日記系のブログがどんどん増えていきましたね。不定期に巡回するサイトは4日に1回程度のペースで回っています。

 ただ、本当は全部をチェックしようと思ったら4時間でも足りないくらいなんです。2ちゃんねる系のまとめサイトでも、面白い記事だけで10本や20本じゃ利かないですからね。記事は4日に1回のペースで書いていますが、まとめるだけなので1時間程度です。


―― 毎日2~4時間というのはやはり大変な作業量です。お仕事との兼ね合いは?

From E まあ、それなりになんとか(笑)。ただ、始めたころから同じペースで続けていますね。そもそも、はじめは3ヵ月くらいで辞めるつもりだったんですよ。それがなぜが7年くらい続いているという感じで。それも、習慣化しているから平気というわけでなく、ネット巡回していて脳にスイッチが入るようなネタが途切れないんですよ。「なんでこの記事がまだ紹介されていないの」と。だから、じゃあまだ紹介していこうかという気持ちになるわけです。辞めてしまうには、面白い記事が多すぎるんですよね。


―― なにか目標を立ててモチベーションを上げているわけじゃないと。

From E 最初は目標を立てていたんですけど、どれも初期に達成してしまいました。瞬間のアクセス数で1万超えを経験して、雑誌にも紹介されて。ネット上の情報がどうやって伝わるかという、本来知りたかった目的も一通り把握できましたからね。だから今は何も目標がないんですよね。あえていえば、他のサイトでまだ紹介されていない面白い情報を紹介し続けたいという感じです。しかし、それが無限近くあって終わらない、みたいな。

 一方で、極端な話「明日でやめてもいいよ」という状況でもあるんです。正直、今MMOをやっているので、少しネット巡回にかける時間が減っていたりして(笑)。


―― そういう面白い記事がネットにたくさんあるのに、多くの人は見つけられません。それを見つけられるから駄文にゅうすの人気に結びついているといえます。From Eさんと多くの読者との違いはどこにあると思いますか?

From E 私の場合は、野次馬根性というか……もう一歩踏み込む好奇心がちょっと強いのかもしれません。ちょっと探して「あ、ないや」と諦めるんじゃなく、「もう少し探してみよう」となる性分でして。

 あとは、ジャンルを問わずに情報に興味を持つと視野が広がるというのもあります。たとえば、自分の場合はアニメやゲームが好きですけど、主婦の知恵的な記事も読んでいて面白いものが見つけられます。生活のノウハウみたいな記事があると「もっと早く知っていれば、楽できたんかなあ」と思えたりして楽しいですよね。

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