今年も年賀状の季節が近付いてきている。年賀状作りと言えば、プリンターは欠かせないアイテムだ。8日に発表されたキヤノンの「ピクサス」シリーズに続き、17日にはエプソンが「カラリオ」シリーズの新製品を発表した。
ラインアップは、5機種の複合機、1種類のA4プリンター、2種類の7インチ液晶付きのフォトプリンター、1種類のA2プリンターという合計9製品。9月25日から順次発売される予定だ。
暮らしの中で、なくてはならない存在
カラリオシリーズにおける今年のキーワードは「なくてはならない」というもの。
近年、人気を集めているプリント/スキャン/コピーが可能な複合機では、「暮らしの中で、なくてはならない存在」というキャッチフレーズを掲げている。
無線LANを搭載するネットブックや家庭用ゲーム機が増えてきたことを受けて、EP-902A/EP-802A/PX-502Aという3つの新機種では、有線/無線LANに標準対応した。AOSSやWPSといった機能に対応しており、ボタンを押すだけで簡単に無線LANを設定できるのも特徴だ。
加えて、リビングなどを含む、家のどこにでも置けるデザインを目指している。EP-902A/EP-802A/EP-702Aにおいては、昨年にフルモデルチェンジした外観デザインがベースとなっている。今年はさらに天板の表面にドットパターンテクスチャーをほどこして、傷や指紋を目立ちにくくした。
スライドショーも見られる新「カラリオ ミー」
フォトプリンター「カラリオ ミー」シリーズには、7.0インチというフォトプリンターにしては大型の液晶ディスプレーを備えた「E-800」と「E-600」が追加された。写真印刷の用途だけでなく、大画面液晶を生かして写真のスライドショーも楽しめる。
さらに上位の「E-800」はキーボードを備えており、ハガキ作成にも対応した。内蔵された素材コンテンツを使って裏面をデザインし、住所録データを元に宛名面を作ることが可能だ(住所録はCSVファイルを取り込める)。