ノーファインダーでも案外、理想的な写真が撮れる
比較的撮りやすいのが縦位置だ。しゃがんで右手を上にしてだらんと垂らすと、ほどよく地面ギリギリにカメラがくる。手が楽なのである。
そして左手でレンズを支えて角度を調整。猫の顔があるとおぼしき場所でAF。何枚も撮ってれば1枚ぐらいはイメージ通りに撮れたりする。これはその1枚。
そんなことしてると、猫が餌でももらえるんじゃないかと思って近寄ってくることがある。そうなったら勘。レンズを少し上に向けてピントはカメラのAFにおまかせして、じっと猫の目を見てシャッターを押すべし。
上の写真はちょっとずれちゃったけど、表情といい少し飛び出た舌といい、顔が半分はみでちゃったとこといい、けっこう気に入ってる1枚なのだ。
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。
*次回は9月25日掲載予定
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