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最新パーツ性能チェック 第82回

1万円台前半の激安クアッドコアCPU「Athlon II X4 630/620」

2009年09月17日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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x264エンコード中の消費電力

 最後に消費電力を見ていこう。Athlon II X4シリーズは、アイドル時とピーク時の消費電力差が80W近くもある。チップセットなどCPU以外の消費電力上昇分も含まれるとはいえ、かなり高めの数値だ。TDP95Wなので仕方がないとは言え、1万円ちょっとで購入できるCPUとしては高消費電力である。電源ユニットの容量は多少余裕を持ったほうがよいだろう。

消費電力

消費電力(単位:W) ←better

クアッドコアCPUの価格破壊が始まる

 L3キャッシュがないため、同クロックのPhenom IIシリーズよりも1割前後パフォーマンスが低い傾向がある。だが、クアッドコアで1万円台前半という価格は、低価格製品を狙うユーザーにはかなりのインパクトだ。動画エンコードといったL3キャッシュの影響がほとんど見られない用途がメインであれば、お買い得感は相当に高いと言える。需要の高いエンコード専用マシンを安く組み上げたいという人には、ぜひお勧めしたいCPUである。
 興味深いのは現在IntelのクアッドコアCPUに、Athlon II X4シリーズのライバルとなるラインナップが存在しない点だ。このCPUをきっかけにIntelが低価格クアッドコアCPUを投入するようなことがあれば、近い将来に実売1万円台前半のCPUがクアッドコアだらけになることも十分考えられるだろう。

動画エンコードなどのL3キャッシュの影響がほとんど見られない用途ならば、お買い得感は相当に高い

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