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HTMLから変換!Adobe AIR開発の入門編 (3/4)

2009年09月29日 10時00分更新

文●宮田 亮/Webシステム開発株式会社代表取締役

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AIR SDKをインストールする

 「SDK」とは「Software Development Kit」の略で、アプリケーションの構築に必要なツールがセットになったものです。「AIR SDK」には、AIRアプリケーションの開発からインストーラーの作成に必要なツールがまとまっており、アドビのWebサイトから無償でダウンロードできます。つまり、SDKを使えば、費用を一切かけずにAIRアプリケーションの作成~配布が可能です。

 AIR SDKの入手からインストールの方法、シンプルなAIRアプリケーションの作成まで、基本的な手順をご紹介しましょう。


■AIR SDKのダウンロード

 AIR SDKはアドビのWebサイトからダウンロードできます。Windows/Mac OS/Linux版がありますので、環境に合わせて入手してください。


■JREの確認

 ダウンロードが終わったらすぐにインストールしたいところですが、SDKに含まれるプログラムはJavaで作成されているため、SDKの実行にはJRE(Java Runtime Environment: Javaプログラムを実行するための環境)が必要です。AIR SDKに必要なJREがインストールされているか、チェックしてみましょう。

 「スタートメニュー」→「アクセサリ」にあるコマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。


C:¥Users¥R. Miyata>java -version


 次のようなメッセージが得られたら、”1.5.0_15”の部分にある「バージョン」を確認します。バージョンが”1.4.0” 以上なら、すぐにAIR SDKを使用できます。メッセージが表示されない場合は、JREをインストールし、パスを設定してください。


java version "1.5.0_15"
Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.5.0_15-b04)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.5.0_15-b04, mixed mode, sharing)


AIR SDKを利用する

 AIR SDKのインストールは、Windows/Mac OS/Linuxともにダウンロードしたファイルを解凍するだけです。解凍後にできる「bin」というフォルダーにSDKの主要コマンドが格納されています。OSの環境変数でbinフォルダーへのパスを設定しておくとよいでしょう。

AIR SDKを解凍したところ。binフォルダーに主要なコマンドが格納されている

■SDKコマンドの実行

 はじめに、AIR SDKコマンドの動作を確認してみましょう。たとえばSDKを解凍したフォルダーがC:¥AIR_SDKの場合、次のように入力します。


C:¥Users¥R. Miyata > cd ¥  [Enterキー]
C:¥> cd air_sdk   [Enterキー]
C:¥ AIR_SDK>            <<=このような表示になれば成功です。
C:¥AIR_SDK> cd bin      [Enterキー] binフォルダーに移動します。


 続いて、以下のように入力します。


C:¥AIR_SDK¥bin> adl  -help   [Enterキー]

 下記のようなメッセージが表示されたら、AIRアプリケーションを実行できます。


C:¥AIR_SDK¥bin>adl -help
usage:
adl ( -runtime <runtime-dir> )? ( -pubid <pubid> )? -nodebug? <app-desc> <root
-dir>? ( -- ... )?
adl ?help

コマンドプロンプト

AIR SDKのコマンドを確認する


■SDKコマンドラインツールの内訳

 ここでdirコマンドを使って、binフォルダーの内容を確認しましょう。


C:¥AIR_SDK¥bin> dir   [Enterキー]

 すると、次の2つのファイルがあることが分かります。

  • adl.exe
  • adt.bat

 これら2つがAIR SDKのメインコマンドです。それぞれの機能は以下の通りです。

AIR Debug Launcher(adl.exe)
 AIRアプリケーションをインストールせずにテスト実行するプログラムです。新しいAIRアプリケーションや、自分で作成したアプリケーションを試しに動かしてみたいときなどに役立ちます。
AIR Development Tool(adt.bat)
 AIRアプリケーションを配布可能なインストールパッケージとしてパッケージングするプログラムです。作成したプログラムをインストーラー付きでパッケージングすることで、本格的に配布できるようになります。

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