コストパフォーマンスの高い「NW-S640/S740」
NW-A840と同時に発表された、NW-S740とNW-S640はその下位に位置する製品となる。若年層向けの製品ということもあり、カラーバリエーションは豊富で、NW-S640はホワイトとブルー、オレンジ、ピンク、NW-S740はブラックとゴールド、グリーン、バイオレットとそれぞれ4色を備える。
フラッシュメモリーの容量は、NW-S640が8GB(予想実売価格1万4000円前後)と16GB(1万7000円前後)、NW-S740が8GB(1万6000円前後)、16GB(1万9000円前後)、32GB(2万5000円前後)となる。発売日は8GBモデルが10月10日、それ以外は10月28日だ。
NW-S740の32GBモデル以外は従来のSシリーズと同様、本体とドッキングが可能なスピーカー付属モデルが用意されているのが特徴だ。それぞれプラス約3000円となる。
ドッキング用スピーカーは従来モデルから使い勝手が改善されており、ストラップやシリコンケースを付けたまま使えるようになった。また音質面においても、直線位相化を行なう「Linear Phase Correction」や仮想的に低域を増強する「Virtual Bass」を搭載することで強化が図られている。
NW-A840と同様に、楽曲と同期して歌詞を表示する機能を搭載する。さらにドラッグ&ドロップでの音楽ファイルの転送やSD画質の動画の再生もサポートしている。
NW-S640とNW-S740の違いとしては、ノイズキャンセリング機能の有無が挙げられる。NW-S740はアナログ式のノイズキャンセリング機能を搭載し、ソニーによれば周囲の騒音を約90%カットできるという。同じく約98%のNW-A840のデジタルノイズキャンセリングと比較すると効果は劣るが、10%未満の差しかないことを考えると、十分に恩恵を受けられるはずだ。