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「スカパー!」視聴の革命!? LAN録画機能を試す 

2009年09月23日 12時00分更新

文● シバタススム

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やみつきになるPC視聴

インストールしただけで、SP-HR200HでHVL1-G500に録画した番組の一覧が表示された
インストールしただけで、SP-HR200HでHVL1-G500に録画した番組の一覧が表示された

 今回のレビューの目玉とも言うべきパソコンからの視聴を試してみた。ネットワーク設定など結構面倒かと思いきや、「DiXiM Digital TV」をインストールして起動させるだけで、すぐにSP-HR200HでHVL1-G500に録画した番組が表示された。

 録画した番組がリスト表示され、サーバ選択すら行なわなくていい。リストから視聴したい番組を選択してクリックすると、すぐに番組の再生が始まった。検証環境は「MacBook Pro」(2008年10月モデル Core 2 Duo(2.4GHz)、2GBメモリー)にブートキャンプを使用し、Windows 7のRC1を入れるという、かなり特殊な状況で試してみたが問題なく動作した。さらに、IEEE 802.11nの無線LAN接続も試してみたが、コマ落ちや音飛びといった映像の乱れはなく、スムーズに再生できた。無線LAN経由で地デジチューナーなしにデジタル放送の番組が見られるというのは、かなり感動を覚える。 

全画面モード ウィンドウモード
全画面モードでもウインドウモードでも視聴可能。もちろん、早送りやスキップなどのトリックプレイも可能だ(画面はハメコミ)

 とはいえ、「DiXiM Digital TV」を安定して動作させるためには、それなりのスペック(Celeron DC 2GHz以上またはPentium4 2.8GHz以上、1GBメモリーなど)が必要なので、どんなパソコンでも見られるわけではない。ネットブックなどでも試してみたが、まともに番組が見られなかった。

 いままで、デジタル放送は著作権保護の関係で、共有したり、配信したりがなかなか難しかったが、DiXiM Digital TVがDTCP-IPに対応したことにより、ようやくアナログ放送並の利便性を確保できたと言えるだろう。


さらに広がるPC用地デジチューナーとの連携

アイ・オー・データ機器製3波チューナーGV-MVP/VSを加えると、録画したデータの相互間の再生が可能になる
アイ・オー・データ機器製3波チューナーGV-MVP/VSを加えると、録画したデータの相互間の再生が可能になる

 ここまででも十分に利便性が高いのだが、このSP-HR200Hというチューナーのポテンシャルはそれだけに留まらない。アイ・オー・データ機器の3波チューナー「GV-MVP/VS」は付属ソフトウェアにより、録画した番組をDLNAで共有する機能を搭載している。先ほどとは逆にGV-MVP/VSで録画した番組をSP-HR200Hで視聴できるか試してみることにした。双方ともDTCP-IPに対応したDLNAの規格で通信するため、理屈的には対応できるはずである。

 結果はまったく問題なく再生できた。先ほどHVL1-G500から再生したのと同じようにサーバーリストにGV-MVP/VSを装着したパソコンが表示され、「mAgicTV」というフォルダを選択すると、GV-MVP/VSで録画した番組が表示され、再生することができた。

 もちろん、DiXiM Digital TVでも同じく再生することができた。DiXiM Digital TVは同一ネットワーク内にあるデータはすべて1つのライブラリとして見なすため、データがどこに入っていても参照さえできれば、どこで何を録ったか気にせずに、見たい番組名さえ選択すればすぐに再生できる。このユーザーに負担を掛けない利便性の高さこそがホームネットワークのあるべき姿だ。


地デジは地アナより自由に見られる?

 実はもう1つ、SP-HR200Hで地デジに使われているフルHDのMPEG-2 TSのファイルを、ネットワーク越しに再生できるか? を実験してみた。結果は成功。前述のGV-MVP/VSをインストールしたパソコンのパブリックフォルダ(ビデオ)にファイルをコピーして、リモコンからサーバを参照し「Video」を選択すると、ファイル名が表示され見事に再生することができた。SP-HR200Hは単なるスカパー!HDチューナーの域を超え、ネットワークメディアプレーヤーとしても使えることがわかった。

 デジタル放送の番組は「著作権保護」という観点から、アナログ放送に比べてネットワーク上で扱える自由度は低いと思っていた。

 しかし、HUMAXがDTCP-IP対応のスカパー!HD用チューナーを、アイ・オー・データ機器がLAN接続HDDと地デジチューナーを、デジオンがパソコン用クライアントソフトを製品化したおかげで、ようやくネットワーク越しの配信が可能となった。ホームネットワーク内においては、アナログ放送時代並みの自由度を手に入れることができたと言っていいだろう。

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