HDDは最大8台まで登録可能
HDDをUSB接続した後は、設定メニューから登録を行なう。「スタートメニュー」からでも設定メニューを呼び出せるが、ヴァルディアの場合、クイックメニューから行なう方が簡単。
録画/再生時、編集時のそれぞれで使用できる機能が一覧表示されるので、実に使い勝手がいい。登録できるUSB HDDは最大8台。一度登録したHDDを登録解除し、後で再登録すると、そのたびにHDDは初期化されてしまうので注意。このため、増設できる最大容量は2TB×8の16TBとなる。無限に容量を増設できるわけではないが、十分な容量だろう。USB HDDの初期化の時間もほんの数秒で、予想したよりもあっけなくHDDの増設が完了した。
登録が完了したら、クイックメニューから「DVDからUSBに切換」を選択し、さらにリモコンの「ドライブ切換」を押すとUSB HDDを選択できる。ここでのポイントは、DVDドライブとUSBドライブが排他利用になること。USB HDD選択中はDVDドライブを使用できないため、USB HDDからDVDへの直接ダビングができない。この仕様は操作も煩雑で少々不便に感じた。なお、「ドライブ切換」でUSB HDDを選択すると画面表示のほか、本体前面のランプもUSBの文字が点灯する。
USB HDDの使い勝手は内蔵HDDとまったく変わらない。HDDの切り換えも、従来モデルのHDD→DVD切り換えと同じで瞬時に行なわれる。切り換えのたびにディスクを読みにいって、リード時間で待たされるようなことはない。
また、「見るナビ」で録画タイトルを表示している状態でも、「ドライブ切換」で表示を内蔵HDDからUSB HDDに切り換えられる。録画予約時も記録先にUSB HDDを選択できるなど、ドライブ切り換えの手間はあるが、使い勝手は内蔵HDDとなんら変わることはなかった。
「編集ナビ」でのダビングも同様。ダビング先がDVDからUSB HDDに変わっただけで、操作もまったく同じだ。ちなみに、HDDを選ぶと内蔵HDD内にダビングできるので、画質変換などに便利。LANを使えば、新機能の「スカパー! HD」チューナーとの連動ダビングをはじめ、同社の薄型テレビ「レグザ」の内蔵HDDや対応したヴァルディアなどとのネットワークダビングが可能で、i.LINKを使えばD-VHSやi.LINK付きヴァルディアのほか、i.LINKを持つパナソニックのBDレコーダーへもダビングが可能となる。