登録が簡単な対応アプリケーション紹介サイト
以上のような機能説明に続いて行なわれたのが、Windows Server 2008 R2対応アプリケーションの紹介だ。本カンファレンスが開催された9月8日付けで、Windows Server 2008 R2対応アプリケーションを紹介するWebサイトが開催。ここでは、年内対応を表明する76社419アプリケーション登録されており、その85%以上がHyper-Vへの対応を予定しているという。
また、このWebサイトでは対応アプリケーションの登録が可能となっている。これは
- パートナー向けWebサイトから登録申請用のExcelテンプレートをダウンロード
- テンプレートにアプリケーション情報を記入
- Windows Server 2008 R2対応アプリ事務局にメール送信
という簡単なステップになっており、数日でWebサイトに反映されるという.
無償/有償の支援サービスも用意
続いて紹介されたのは、Windows Server R2に関するパートナー向けの特典無償トレーニングだ。これは、「Microsoft Partner Program (MSPP)」に登録したパートナー向けに提供されるもので
- R2対応~Hyper-V 2.0とVirtual Machine Manager 2008 R2によるサーバ仮想化
- Windows Server 2008 R2新機能とActive Directoryの強化ポイント
- ソフトウェア開発者にとってのWindows Server 2008 R2
といった内容が用意されている。
一方、有料のサービスとして行なわれるのが、SIパートナー支援サービス「Service Ready」だ。これは、マイクロソフトのコンサルタントが早期導入顧客プロジェクトで得た実績を元に開発されたノウハウなどを有償(380万円より)で提供するもの。現在は、「Windows Server 2008 Active DirectoryとRMSによるエンタープライズセキュリティ」や「 Hyper-VとSystem Center Virtual Machine Manager 2007高度な管理によるサーバー仮想化」といったメニューが提供されており、12月にはこれらのWindows Server 2008 R2対応版をリリースするという。
Hyper-V検定もR2対応へ
最後には、Hyper-V仮想化検定が9月8日からWindows Server 2008 R2に対応したことが発表された。これは、Hyper-Vの拡販を目指す営業や技術者を対象としたロゴプログラム。「マイクロソフトの仮想化戦略」や「Hyper-Vを利用したシナリオ」、「運用管理ライセンス」など6本のオンライントレーニングを受講し、続いて行なわれる検定試験に合格すると「Hyper-V導入コーディネータ」を名乗ることができる。加えて、マイクロソフトの技術者認定資格「MCA(Microsoft Certified Associate)」の「Windows Server 2008対応」試験に合格すると、今度は「Hyper-V導入アドバイザー」となる。
Hyper-V導入アドバイザーは、専用のロゴマークの使用権が貸与され、名刺や提案書などに印刷することができる。Hyper-V導入に関してマイクロソフトが認める技術を持っていることを顧客に示すことができるわけで、仮想化案件の拡充を狙うSIインテグレータなどには是非ほしい資格といえるだろう
オンライントレーニングなどは、Hyper-V仮想化検定のWebサイトから無料で受けることができる。資格が目標でなくても、Hyper-Vの一通りの勉強をしてみたいのであれば、受講してはいかがだろうか。