フォーカスはそれほど遅くないが……
AFはカメラがピント位置を決める「オールターゲット」と、自分でピント位置を指定する「シングル」が選択可能。これは静止画モードと同様の機能だ。
なお、僕は背面にある「Fn」ボタンをフォーカス位置の「home」復帰に割り当てている。これでピント位置をシングルに変えて任意の箇所にしておいても、Fnボタンを押すことでオールターゲットに瞬時に復帰できるのだが、動画モードに切り替えるとこの動作は行なわれない。
フォーカスの動作はシングルにしておくと、記録開始時のシャッター半押しの位置で固定されたまま、コンティニュアスにしておけば記録中でもフォーカスが追従する。シングルのままでも背面の「AEL/AFLボタン」を押せばオートフォーカスが動作する。
フォーカスの動作スピードは静止画モードよりは遅いが、いらいらするほどではない。しかし動いてるものを追いかけるのは難しい。また、僕の持っている17mmレンズではピント駆動音が結構大きな音で一緒に記録される。
記録中に明るさが変わった場合、任意に露出補正ができないが、カメラが自動的に明るさの調整をしてくれる。プログラムで撮っている分には絞りやシャッター、ISO感度(この場合はゲイン?)が自動的に適正露出に調節してくれるようだ。上の動画では、撮影中にパンしたり日差しが変わっても明るさの調節をカメラがしてくれることが分かる。暗部に結構ノイズが出ているのが残念だ。
アートフィルタモードでの動画記録
アートフィルタは静止画と同じ効果を動画に適応できる。普通の動画だけでなく、遊び心のある動画が撮れるのは楽しい。静止画でなら気軽にレタッチできるが、動画は8mmビデオでのつなぎ直しくらいしかしたことがなく、特殊効果のようなレタッチの経験がほとんどないので、カメラ単体でこのような動画が撮れるのは楽しく感じる。
アートフィルタを使った動画で編集とかしたら面白そうな予感がする。これから動画編集を覚えてみようかという気になる。
ポップアート
ファンタジックフォーカス
デイドリーム
ライトトーン
ラフモノクローム
トイフォト
ただ、一部のアートフィルタを使っているとコマ落ちすることが多々ある。特に「ラフモノクローム」や「トイフォト」、「ファンタジックフォーカス」などの見た目に手が加わってると思えるもの、効果の大きなものはE-P1での処理も大変なのだろう。コマ落ちもひっくるめてエフェクトと考えるようにしている。
(次ページに続く)
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