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離脱ページをExcelで分類してアクセス解析 (2/4)

2009年09月04日 08時00分更新

文●中野克平/デジタルコンテンツ部編成課

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離脱ページレポートをExcelにエクスポートして分析する準備

 離脱ページのように、数値が多い順に並ぶレポートの多くは、Google Analyticsだけではアクセス解析にならないことがあります。そんなときはExcelにエクスポートし、データを加工すると、Google Analyticsでは見えなかった世界が見えてきます。

 エクスポートされるデータの件数は、右下のドロップダウンリストで指定するレポートの表示行数で決まります。通常のレポートは10件ずつ表示されますので、エクスポート時は最大の500件に設定するとよいでしょう。

レポートの表示件数は、エクスポート件数の設定を兼ねている

レポートの表示件数は、エクスポート件数の設定を兼ねている

 次に、Google AnalyticsのデータをExcelにエクスポートするには、左上にある「エクスポート」メニューから「CSV 形式 (Excel) 」を選びます。

Excelへのエクスポート時は、「CSV 形式 (Excel) 」を選ぶ

日本語版のExcelはCSVの文字コードをシフトJISとみなすので、UTF-8でエクスポートする「CSV形式」(カンマ区切り)や「TSV形式」(タブ区切り)では、Excelに読み込んだ後で日本語部分が文字化けしてしまう。Excelへのエクスポート時は、「CSV 形式 (Excel) 」を選ぶ

 「CSV 形式 (Excel) 」のリンクをクリックすると、ダウンロードの確認ダイアログが表示されますので、「OK」を押します。

Webブラウザー標準のダウンロードフォルダに保存したり、Google Analytics専用のダウンロードフォルダを用意したりして保存する

Webブラウザー標準のダウンロードフォルダに保存したり、Google Analytics専用のダウンロードフォルダを用意したりして保存する

 ダウンロードしたCSVデータを開くと、以下のように表示されます(以降の解説はExcel2007をベースに進めます)。

冒頭の不要部分を削除し、URLごとの離脱ページのデータだけ残す

冒頭の不要部分を削除し、URLごとの離脱ページのデータだけ残す

 Excelで離脱ページを分析するときに必要なのはURLごとの離脱数、ページビュー、離脱率ですので、冒頭部分(「#table」より前の部分)は削除します。次に、数値の書式を整えます。離脱数、ページビューはカンマ区切り、離脱率は小数点以下第2位までの%形式にするとよいでしょう。

数値の表示形式はお好みで

数値の表示形式はお好みで

 以上で、分析の準備が整いました。

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