キャプチャされたフレームの様子
それではLANアナライザによりキャプチャされたデータがどのようなものか、またそれがどのように表示されるのか見てみよう。
例として、図2にクライアントとWebサーバの間の通信を示した。まず、「ラダーチャート」でクライアントとWebサーバの間でやり取りされたメッセージがおおまかに確認できる。
次に図中の詳細翻訳をご覧いただきたい。これはラダーチャートのフレームNo.4「GET」の詳細翻訳である。IPのレベルでは最終的な宛先であるWebサーバ宛であるが、Ethernetのレベルではルータ宛となっている。また、TCPレベルではアプリケーションプロトコルにHTTPを指定しており、メッセージの詳細も確認できる。
このようにフレームデータをキャプチャして表示することにより、通信の概要から詳細まで確認することが可能だ。
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