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ここがスゴいぞっ! iLife ’09 第16回

結婚式のお祝いビデオ、真心を込めてMacで作ろう

2009年09月03日 16時00分更新

文● 小原裕太

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コメント者の名前やテロップを入れる

 これまで本連載で紹介してきたトランジション、テーマ、各種エフェクトと並び、iMovieで使える演出機能の代表格が「タイトル」だ。

 タイトルと聞くだけでは何のことだかわからないが、要は映像内に表示する文字列のこと。オープニングタイトルやエンドロールといった演出はもちろん、テレビ番組などでよく見かける、発言の要点をテロップで見せるといった演出も可能だ。

 用意されているタイトルは全32種類で、中には文字そのものがアニメーションするものもある。ムービーにタイトルを付けるには、目的のタイトルをプロジェクトブラウザにドラッグ&ドロップするだけでOKだ。

 特に結婚式本番では、コメントムービーが静寂の中で上映されるとは限らない。ある程度の喧噪の中でも、コメントの内容が視聴者に伝わるよう、テロップとして発言を表示させると効果的だ。また、会場の人々に「誰、コイツ?」と思われないよう、コメント者の氏名を文字として見せるといいだろう。

画面中段の右にあるボタン群から「T」アイコンをクリックすると、画面右下にタイトルブラウザが表示される。全32種類のタイトルから選択して、プロジェクトブラウザ上にドラッグ&ドロップすればタイトルを設定できる


名前紹介のパートを作成

オープニングタイトルを付けてみる。ここではタイトル「中央揃え」を、プロジェクトブラウザに配置したクリップの先頭にドラッグ&ドロップする

タイトルをドロップすると、「背景を選択」パレットが表示される。ここから文字列の背景を選ぶ。アニメーションする背景では、マウスポインタを重ねるとプレビューできる

クリップの先頭にタイトルのクリップが挿入される。このクリップは背景映像と文字列の2つで構成されており、文字列クリップを選択すると、プレビューで文字列を編集できる

文字列クリップには、テキストボックスが用意されているので、あらかじめ入力されていた文字列を書き換える

「フォントパネルを表示」ボタンをクリックするとパレットが表示され、フォントや文字スタイル(太字、イタリックなど)、テキストボックス内の文字揃えなどを設定できる。文字列の入力が済んだら「完了」ボタンをクリックする

名前紹介のタイトルをニッシーさんの分も用意。例では名前紹介の前後にトランジション「黒にフェード」を入れて、名前紹介→暗転→コメントムービーと流れる演出を狙った


エンドロールを作成

タイトル「遠くへ」は、某SF大作映画のオープニングのように、文字列が手前から奥にゆっくり流れていくタイトルだ。コメントムービーのラストに配置して、コメントした人々の名前をしつこくアピール


映像に文字をかぶせる

ムービーに文字列を重ねるには、タイトルをムービー上にドラッグ&ドロップすればいい。ここではタイトル「オーガニック(主)」を使ってみた

コメントにお題目などがあればこんな感じで見せてみる。映像の上にキレイに文字列を重ねることができる。もちろん、文字列両端のイラストはアニメーションしてくれる

既存のムービーに重ねた文字列のクリップは、ドラッグして表示位置を変更できる。実際の映像での発言タイミングに合わせてテロップを表示する場合に使えるテクニックだ

また、文字列のクリップをダブルクリックすると表示されるインスペクタで、文字列の表示継続時間を変更できる

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