ネットには「悪い人もいる」と理解して使っている
── ネットにおける文化の違いについても聞かせて下さい。日本人は歌ったり、ダンスをしている動画を公開するときに顔を出さない傾向があります。一方で、ベッキーさんは顔出しで踊っていますが……。
ベッキー:日本に住んでいたら、自分のアイデンティティを守るために顔を出さないかもしれませんね。私は遠く離れた場所に住んでいるので、日本で顔を出してもそんなに怖いものじゃないと思います。よく顔出しに関してのコメントをもらいますけど、そんなに心配することじゃないですよ。
── でも、YouTubeで公開している時点で、マン島ではバレバレですよね?
ベッキー:まぁ、あまり心配してないですけどね。
── お父さんは気にならないんですか?
ベッキーパパ:まず、マン島はそんなに簡単に行ける場所じゃないんですよ。私は警察に勤めているんですが、そういう意味では、子供たちにネットで何が起こり得るかというのを知っていて、ちゃんと言ってきているつもりです。
ライアンもベッキーも、ネット上に悪い人が居るというのを理解しながら使っているので、まったく無防備なわけではないです。
── 日本の中高生にはとくに聞いてほしい言葉ですね。特に最近、炎上騒ぎの多い「ユーザー生放送」の投稿者は知っていてほしい。
ベッキーパパ:ベッキーもネットでの対応の仕方をよく分かっていると思います。変なコメントが来たらほったらかしにしないで、すぐにその場で毅然とした態度をとると、発言した側が消えて行く。
日本ではもしかすると子供がネットにハマっている家庭は、親子の対話が少ないんではないでしょうか? 私たちみたいに親の監視の下に、終始一緒になっている環境は少ないのかもしれません。加えてマン島の学校では、ネット上のリスクについても教えているようですね。
── 日本人もちゃんとしなきゃいけないところですよね。
ベッキーパパ:イギリスは割と日本に似ていて、人々はそんなにオープンではなく、テキストでのコミュニケーションも多いです。そうしたことは、あまりいいことだとは思いませんが。
── 最後に日本には数多くのベッキーファンが居ます。みんなに実際に会ってみたいですか?
ベッキー:怖くなさそうな人ならOKですよ(笑)。
ベッキーがマン島に帰ってから踊ってくれました
先日取材したビリー兄貴もそうだが、ニコ動では、何かのきっかけで無名の人がブレイクするという現象が何度も起こっている。ベッキーもそんな「渦中の人」になって驚いているのかと思いきや、本人に接してみると至ってクールで、14歳とは思えないほどしっかりとした考えを持っていた。その背景には、彼女自身のネット歴が長いというのと、家族の影響が大きいのだろう。
それはともかく、彼女の可愛さは反則だ。びっくりするぐらいスリムなボディーで、踊っているだけですごく絵になる。もちろん、筆者も大ファンで、本人に会ったらやっぱり心を奪われてしまった。
ということで最後にひと言だけコメントしておこう。ベッキーは俺の嫁!
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