うまく動作しない原因のほとんどは接触不良
先のテストでうまく動作しない原因の多くは、球の内部にテープで固定したリード線の接触不良だ。こんなときは、次のように改造してみるといいだろう。
用意するものは、キリ(またはドリルと3~4mmの刃)、M3(直径3mm)長さ10mmのナットとネジ×5本だけ。
1、白いリード線を、基板から切り離す
2、球を2つに割って、片方の穴をキリなどで3mm程度まで大きくする
3、基板上の白いリード線の繋がっていた隣の穴に固定
基板の裏からネジを通し、穴を拡張した半球に通し、ナットで基板に固定する。これは試作段階の名残だと思うが、ネジで固定するのにちょうどいい穴と、金属と接触する丸い端子がある。
こうしてネジ止めするだけで、リード線で接続したのと同じ状態になる。
4、もう片方の半球をシールで固定
5、基板に足をつける
基板の裏は、半田付けされているので、金属に触れるとショートしてしまう。そこで基板の周りにある4つの穴にネジを通し基板裏からナットで固定する。これで足の完成だ。
改造が終わったら、先と同じテストをして欲しい。多くの場合、これで正常に動作するようになるだろう。
「リード線を半田付けすればいいのでは?」という意見もあるだろうが、金属球はステンレス製なので普通の半田では半田付けできないので注意(ステンレス用の半田が必要)。
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