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物欲AVコモノ道 第20回

REGZA×低価格AVアンプの使い心地

2009年08月31日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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4万円を出す価値のある迫力

ドルビープロロジックII

「ドルビープロロジックII」などのサラウンド技術にも対応。2chの音声を最大7.1chで再生できる

 こうしたサラウンド効果が楽しめるのもAVアンプを使う醍醐味だが、それ以上に効果を実感するのは音の迫力である。特に薄型化によって(内部の)スペースを確保できなくなった最近の液晶テレビのスピーカーと比べると、別次元の音を聴かせてくれる。

 全体的な傾向としては、一部の音域を強調するのではなく、高音から低音までまずまずのバランスで鳴っているという印象で、たとえば中低音が強調されているといった感じはない。クリアな音質と相まって、ソースを選ばずに使うことができそうだ。

 ただ、10万円前後の価格帯のアンプと比べると音の押し出しは弱い。特に中低音域の音を使って盛り上げていくような場面で、パワー不足を感じてしまう。ただ、これはあくまでも上位のAVアンプと比較した場合の話。筆者のようにテレビのスピーカーを置き換えるということであれば、まったく気にならないだろう。

 これまでサラウンドスピーカーを設置する場所を確保するのが困難だったことから、きちんとしたAVアンプを自宅に導入することはなかった。

 しかし今回、2ch環境でAX-V465を使ってみて、サラウンドスピーカーを設置できなくても導入するメリットは十分にあると感じた。同様の悩みを抱えているユーザーは多いと思うが、あれこれ考える前にまずは2chからでも使い始めてみてはいかがだろうか。

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