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もっと知りたい! Snow Leopard 第2回

変わってないようで細かな洗練が嬉しい

一挙30連発! 画像で見るSnow Leopard新機能

2009年08月30日 12時00分更新

文● 倉田吉昭

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3.システム全般&環境設定

(11) OS全体のファイル容量が減った

Mac OS X 10.5 Leopardの標準インストール容量が約12.2GBだったのに対し、Snow Leopardでは約5GBと、容量が半分以下になった。SSDのような容量が小さいストレージを起動ディスクにする際にも、データを保存するスペースが余分に確保できる。PowerPCサポートを辞めたことによる恩恵だ


(12) プリンタードライバーの自動インストール

OSがドライバーを持っていないプリンターを接続/選択すると、「ソフトウェア・アップデート」経由で適切なドライバーをダウンロードするようになった。Snow Leopardのインストール時、容量を節約するためにプリンタードライバーを組み込まないように指示した場合などに便利だ。また、新しいバージョンのプリンタードライバーが用意されると自動でアップデートしてくれる


(13) 近くにあるプリンターを表示

プリントダイアログの選択リストに「近くのプリンタ」が追加され、LAN上の近い場所にあるプリンターが優先して表示されるようになった。LAN上に共有プリンターが複数ある場合、手近なものを探すのに便利だろう


(14) テキストの置換機能

システムレベルでのスペルチェッカーを搭載。「Mail」や「テキストエディット」で分数/略語記号などを入力すると、適宜リアルタイムで変換されるようになった

いちいち文字パレットなどを表示しなくて済むので、入力効率はかなり向上する


(15) メニューバークロックが日付表示可能に

メニューバークロックに、標準で日付が表示できるようになった。当然、メニューの表示領域が広くなるが、WSXGA+以上の高解像度ディスプレイならほかのメニューを圧迫せず、実用的に使えるだろう


(16) 中国語の手書き入力に対応

ノート型Macでは、トラックパッドによる中国語の手書き入力をサポート。トラックパッド入力中はカーソル操作が一切出来なくなり、パッド上の絶対位置で文字入力を行う。認識率はかなり高いようで、日本語への対応が期待される


(17) デフォルトガンマが2.2に

ColorSyncによるキャリブレーションの際、デフォルトのガンマが従来の1.8からWindowsと同じ2.2に変わった。これにより、Windows向けに作られたウェブサイトでWindowsと同じ色合いが再現される


(18) マルチタッチジェスチャーサポートの強化

MacBook Air以降に登場し、マルチタッチに対応しているノート型Mac全機種で4本指マルチタッチジェスチャーが可能になった。4本指ではExposeやDashboardの呼び出しが行なえる


(19) 現在地の位置情報で時間を設定

無線LANアクセスポイントによる位置情報を元にタイムゾーンを自動的に決定してくれるオプションを用意した。これはiPhone OSが採用しているのと同じサービスで、米Skyhook Wirelessが提供している。ただし、日本国内では今のところ、東京都を中心とした極めて狭いエリアしかカバーされていないので、あまり積極的に活用できない


(20) 新しいデスクトップピクチャの追加

デスクトップピクチャに「アート」フォルダーが追加され、クロード・モネ、エドガー・ドガや葛飾北斎など巨匠の絵画が7枚楽しめる。他のジャンルのピクチャーもそれぞれ数枚ずつ追加されており、デフォルトに設定されているオーロラも、Leopardとは微妙に違うものになっている


(21) Boot CampのWindowsでHFS+を読み出し

Windows用のBoot Campドライバが更新され、WindowsからHFS+フォーマットのボリュームを閲覧できるようになった(画面はWindows 7のもの)。ただし、ウィルス感染などの恐れがあるため、可能なのは閲覧のみだ

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