Tech・Edで明かされたWindows 7のTIPS
初日の18時過ぎから始まった「ここが変わった!Windows 7デスクトップ環境徹底解説」では、マイクロソフトのアーキテクチャーエバンジェリストの高橋忍氏がWindows 7の新しいユーザーインタフェイスを紹介した。Vistaから大きく変わった点の1つがタスクバーだ。複数のウィンドウが1つのアプリケーションアイコンに集約されるほか、このアイコンに情報が表示される。大容量のファイルをコピーしている場合、その進行状況がタスクバーにあるエクスプローラーのアイコンにも表示されるといった具合だ。アプリケーションを開いたり、アプリケーションに切り替えることなく、さまざまな情報を手に入れられるように考えられているという。
また、タスクバーのアイコンを右クリックすると現われるのが「ジャンプリスト」だ。たとえば、Internet Explorerでは「よくアクセスするサイト」としてアクセス履歴が表示される。ジャンプリストの表示内容はアプリケーションが自由に使える仕組みになっており、メディアプレーヤであれば、音楽を再生するといったメニューを入れることが可能だという。
あわせて便利なTIPSとして紹介されたのが、アプリケーションを管理者として起動する方法だ。通常は右クリックメニューから「管理者として実行」を選んで起動するが、Windows 7では「Shift」キーと「Ctrl」キーを押しながら、アイコンをクリック(左クリック)すると管理者権限での実行となるという。
また細かい点では、CD/DVDのイメージファイルである「ISO」ファイルを、CD/DVDに書き込む機能が追加された。DVDへの書き込み機能が搭載されたWindows VistaでもISOファイルの書き込みには対応しておらず、サードパーティのソフトウェアが必要だった。これにより、TechNet Plus Directサブスクリプションなどで提供されるOSやアプリケーションのISOファイルを、OSの基本機能だけでCD/DVD化することが可能になるわけだ。