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最新パーツ性能チェック 第80回

最速CPU「Phenom II X4 965 BE」と「AMD 785G」の性能とは?

2009年08月27日 18時00分更新

文● Jo_Kubota

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小幅なパフォーマンスアップに留まる
Phenom II X4 965 BE & AMD 785G

 Phenom II X4 965 BEにしろ、AMD 785Gにしろ、近い製品から買い替え、乗り換えといった用途にはあまり向いていない。Phenom II X4 955 BEは、BIOSで倍率を1つあげてやるだけで、Phenom II X4 965相当に簡単にできてしまうことを考えると、あえてPhenom II X4 965 BEを買う理由は薄い。Phenom II X4 965 BEの買い時は、上位のCPUが登場することで価格が下落する頃まで待った方がいいかもしれない。

現在販売されている、もっとも高い動作クロックのCPUとなる「Phenom II X4 965 BLack Edition」

 またAMD 785Gは内蔵グラフィックス性能にあまり期待できないものの、安価なSocket AM3マザーボードに載っているチップセットとしての価値は高い。AMD 780G時代に不評だったサウスブリッジのSB600ではなく、SB710という新チップが採用されているだけでも、不安は大幅に解消されるからだ。また重いゲームに向かないものの、グラフィックスオプションを最低限、解像度も1024×768ドットに制限すれば、カジュアルなゲームは問題なく動くだろう。何より内蔵グラフィックスでありながら、DirectX 10.1に対応しているため、「Shader 2.0に対応していません」などとアラートが出てゲームがインストールができないといったトラブルが起きないという点は、ライトユーザーにとって心強いはずだ。
 今回の新製品はいずれも小幅なパフォーマンスアップに留まっているが、そろそろ有無を言わさずIntelを圧倒できるようなヒットな製品をAMDには期待したい。

AMD 785Gは安価なSocket AM3マザーボードに載っているチップセットとしての価値は高い。何より内蔵グラフィックスでありながら、DirectX 10.1に対応している点を評価したい

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