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T教授の「戦略的衝動買い」 第64回

怪し過ぎて衝動買い! 「100ドル札束」のサイフ

2009年08月27日 16時00分更新

文● T教授

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パッと見はPoor、中身はRich

 英語では「弾丸を一杯込めた」とか「一杯突っ込んだ」という状況を表現するときに「LOADED」(ローデッド)という言葉を使う。ご紹介するサイフは、その名前がズバリ「LOADED」だ。サイフの表面には、見事にフランクリンの肖像が描かれた100ドル札の束が印刷されている。

 昨今、海外出張前の外貨交換時でも100ドル札は滅多に望んで交換することがないため、LOADEDに描かれたイメージがどのくらいリアルで正確なのか見当が付かないが雰囲気は十分出ている。

よく見ればわかるが、描かれた輪ゴムがリアルだ!

反対側。本物の100ドル札はどんなだったろうか

 札束をよりリアルに見せているのは、無造作に引っ括っているグリーン色の輪ゴムだ。ラスベガスのカジノをハシゴする親父は、きっとこんな風に輪ゴムで留めた100ドル札を無造作にジーンズのお尻に押し込んでいるのだろう。

 LOADEDには、左右3つずつ、合計6つのクレジットカード用スリットが付いている。各カード入れの裏側には、横にスライドして入れるポケットを用意。あとはドル札サイズの札入れがひとつあるが、残念ながらドルより高い日本の紙幣を入れると少しだけ飛び出してしまう。

 スマートにLOADEDを使うには、一枚一枚、几帳面に万札を横一直線に二つ折りにして収納するか、あえて何枚も万札をそのまま押し込み、お札の上部を数mmあふれさせて、落下防止のために本物の輪ゴムでくくるといいだろう。

内側を開いたところ。ごく普通の二つ折りサイフだ

名刺と同じく、日本のお札はドル紙幣に比較して「背」が高くて福沢諭吉のおつむが少し見えてしまう

本体が柔らかいビニール系なので、多くのお札を入れるとはじけてしまう。本物の輪ゴムが必要かも

 一緒に持ち歩く小道具はチープなモノをおススメしたい。「パッと見はPoor、中身はRich」 がこの手のモノを持つときの鉄則。飲み会の精算時には、間違いなく注目を集めてくれるだろう。

パッケージに記載された「cash poor! look rich!」が笑える

しかし、「look poor! cash rich!」に仕向けるのが真の使いこなしだろう

一緒に持つモノはチープなアイテムに限る。モンブランやペリカンの筆記具を持つことはタブーで、間違いなくBICのノック式の方が合う

コーディネーションは難しいが、そのハードルの高さが逆に楽しいはずだ


今回の衝動買い

アイテム:LOADED「100ドル札サイフ」
販売価格:2500〜5000円前後


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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