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お客の心を読むアクセス解析 (8/8)

2009年08月31日 08時00分更新

記事提供:WPJ

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江口明日香第2話

田嶋校長のワンポイントアドバイス

アクセス解析とPDCAサイクル

田嶋節和
株式会社サーフボード代表取締役/Webマスタースクール校長


 リアルの店舗であれば、お客様を観察することで、特定の商品を探しに来たのか、ある目的を達成できる商品の価格を検討しているのか、などがわかります。さらに、来客数や売上といった経営指標から、自店の状況を判断し、陳列方法やPOPといった商品の見せ方を工夫することで、販売力を強化できます。

 しかし、ネットショップの場合、Webページをどんなに眺めても、お客様が何をしにWebサイトを訪れたのかはわかりません。もちろん、受注情報から、お客様のニーズや属性はわかりますが、注文に至らなかったお客様の行動までは把握できません。そこで、アクセス解析でネットショップの状況を確認します。アクセス解析ツールにはGoogle AnalyticsやYahoo!アクセス解析などの無料ツールや、機能の優れた有料のサービスなどがあります。

 アクセス解析は、来客数などの指標やサイト内でのお客様の行動を把握し、販売力を強化することが目的です。Webの場合、お客様のほぼすべての行動がデータとして記録されますので、PDCAサイクルで仮説を検証するのはむしろ簡単です。PDCAサイクルを以下のように継続的に実施することで、お店の業績は確実に上がっていきます。

■Plan
自社サイトの何が問題か、どこを改善すべきかを分析し、Webサイトの構成やデザインについて、改善点を洗い出します。また、売上を上げるために、アクセス数のアップや注文件数の増加目標を具体的に設定します。アクセス数アップについては、リスティング広告などへの投資も検討します。
■Do
計画を実行します。特にSEOは一度に複数の対策を実施せず、効果を確認しながら徐々に実施しましょう。
■Check
Yahoo! とGoogleの各検索エンジンから何のキーワードでアクセスしたか、また自社サイト内ではどのページがよく参照され、かつ注文に結び付いたかについて、1か月単位で検証します。
■Act
仮説で設定したアクセス数のアップや注文件数の増加が達成できたか、仮説以上(以下)だったかなどを検証し、計画を修正します。

ネットショップの屋号

 屋号は、極めて重要です。今回のマンガでWebディレクターが指摘しているとおり、屋号はネットショップの売り上げ不振の原因にもなりえます。SEOとしてYahoo!やGoogleなどの検索結果で、自社サイトが目的キーワードで上位表示されるために、少なくとも屋号に目的キーワードを含めましょう。目的キーワードとは、自社サイトの主力商品やサービス名称を表す言葉です。また、お店が新聞や雑誌に紹介された場合、屋号はそのまま検索キーワードとして使われます。屋号は「お店の看板」なのです。

 屋号を決める場合は、

  • 記憶に残る
  • 覚えやすい
  • 分かりやすい

の3つの基本を守り、「商品やサービスをイメージできる」「ショップのコンセプトが伝わる」ことが大切です。

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