「インターネットはほとんど見ない」天野氏が描くアスキーアートとは
「ファイナルファンタジー」シリーズで一世を風靡した、日本を代表するイラストレーター・天野喜孝氏。その天野氏が、ネットユーザーにはおなじみのアスキーアート(AA)「やる夫」をライブペインティングで描く。
そんな冗談のようなイベントが開催されたのは、表参道ヒルズ内のギャラリースペース・スペースオー。天野氏の個展「Amano Galaxy」(アマノ・ギャラクシー)が26日から31日までの6日間にわたって開催される。ライブペインティングは25日、同展のオープニングレセプションとして行なわれ、ニコニコ動画でライブ配信された。
個展では、天野氏がこれまでに手がけたキャラクターをモチーフとした作品などに加え、ヨーロッパで好評だったという日本未公開の作品も展示。縦3メートル×横18メートルの巨大パネル「New York Nights」シリーズ、自動車に使われるアルミパネルを素材に使用した「Deva-Loka」などが目を引いていた。
話を伺ってみると、天野氏はとことんアナログ派。ライブペインティングの経験はあるものの、もちろん紙での話。インターネットはほとんど見たことがなく、ニコニコ動画も見たことがない。アスキーアートを見るのも今回の話が初めてのことという。ただ、天野氏は新しい物事にチャレンジするのが好きで、今回のライブペインティングも新しいことが出来るのが楽しみだからだったとか。
なお、ニコニコ動画では「天野喜孝と描いてみた2525年の秋葉原」というイベントも開催する。「2525年の秋葉原」というテーマでユーザー投稿によるイラストを募集しており、26日には天野氏が同テーマのイラストを描く予定。それでは次ページから、本題のライブペインティングの様子をお伝えしたい。