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【今週の1枚】BrightKiteによる投稿を書き出して、Google Earthに読み込ませたところ。地図上で自分のつぶやきや写真が時系列にプロットされていく。Wikipediaやレストランの情報とオーバーレイすると、自分の行動範囲にどんな情報が眠っているか、知ることができる |
ただのiPhone+Twitterではもうツマラナイ
位置情報を組み合わせるBrightKite
最近iPhoneでTwitterを利用するユーザーは増えているが、さらに盛り上がりつつあるのが「BrightKite」というiPhoneアプリだ。App Storeで無料でダウンロードできる。
このアプリは自分のいる場所をGPSで割り出し、その場所に「チェックイン」するという概念を持っている。チェックインのほかにテキストと写真の投稿が可能で、すべての動作をTwitterにリンクで流したり、撮影した写真を位置情報付きで「Flickr」にアップロードすることもできる。
「モブログ」(モバイル・ブログ)アプリとして非常に手軽で簡単なアクティビティ・ログを記録できる点が新しい。
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iPhoneアプリのBrightKite。起動するとGPS測位から地名や店の名前を表示する。位置登録ならCheck In、テキストや写真投稿も可能で、これは設定によりTwitterにも投稿できる | 周辺のポストはiPhoneからでも参照可能。実際、高島屋に「デメル」というお店があることはBrightKiteの書き込みで知った |
BrightKiteでは最近のログをウェブサイト上で確認できるほか、Google EarthのKML形式で出力できる。それが冒頭の画像だ。入力はiPhone、閲覧はGoogle Earthという連携は鮮やかだ。さらにGoogle EarthでWikipediaのレイヤーを重ねていれば、自分が写真をポストした場所に関する詳しい説明を、家に帰ってから見られるわけだ。
自分の行動を情報検索の検索キーやきっかけとして活用する手段を得た点がおもしろく、また新しい感覚を覚えるのである。

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