観艦式はこう撮れ!
観艦式の内容と撮影アドバイスを過去の実施状況からまとめた。記事を作成するに当たり、観艦式の内容を海上自衛隊に確認した。海上幕僚監部広報によると2009年8月下旬現在、内容は未確定とのこと。本記事が実際と異なる場合もある。
当日が悪天候の場合、観艦式の内容が変更される。2006年の観艦式は、天候により受閲航空部隊と訓練展示の飛行が中止、航空機関連の訓練展示はヘリコプターの離艦のみだった。内容の変更は、出港時や航行中に艦内アナウンスで告知されるので、聞き逃さないよう注意する
前半の「観閲」は艦隊運動や最新鋭艦を撮りまくれ!
「観閲」に参加する艦船は、洋上で観閲部隊、観閲付属部隊、受閲艦艇部隊の3群に分かれる。観閲部隊と観閲付属部隊は西航し、その間を受閲艦艇部隊が東航する(図参照)。
「観閲」の見所は、観閲部隊(および観閲付属部隊)と、受閲艦艇部隊のすれ違いだ。受閲艦艇部隊の艦上に一列に隊員が整列し登舷礼(本番のみ)が実施される。なお、「観閲」は艦の展示のみで射撃は実施しない。
受閲艦艇部隊は、海上自衛隊の護衛艦、潜水艦、補助艦艇、海上保安庁の巡視船の順で進んでくる。通過後、受閲航空部隊が海上自衛隊機、陸上自衛隊機、航空自衛隊機の順で飛来する。
受閲航空部隊通過後、観閲部隊と観閲付属部隊は回頭する。受閲艦艇部隊は、以前は観閲付属部隊に続行したこともあったが、海上自衛隊広報によると本年は未定とのこと。
(「後半「訓練展示」は火を噴くロケット弾、舞い降りる飛行艇と見所てんこもり」へ続く)