このページの本文へ

観艦式の護衛艦、潜水艦をデジカメで写真に撮るには?

2009年08月24日 22時14分更新

文● 吉田重戦車

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

観艦式はこう撮れ!

 観艦式の内容と撮影アドバイスを過去の実施状況からまとめた。記事を作成するに当たり、観艦式の内容を海上自衛隊に確認した。海上幕僚監部広報によると2009年8月下旬現在、内容は未確定とのこと。本記事が実際と異なる場合もある。

観艦式の乗艦場所は、横須賀、横浜、木更津の各港。8時前後に出港し、浦賀水道を抜けて相模湾に向かう。乗艦時刻に遅刻してもフネは出港を待たないので、当日は時間に余裕を持って行動する。観艦式は、12時前後開始の「観閲」と、13時前後開始の「訓練展示」で構成される。観艦式終了後、港に戻るが入港は17時前後だ

 当日が悪天候の場合、観艦式の内容が変更される。2006年の観艦式は、天候により受閲航空部隊と訓練展示の飛行が中止、航空機関連の訓練展示はヘリコプターの離艦のみだった。内容の変更は、出港時や航行中に艦内アナウンスで告知されるので、聞き逃さないよう注意する


前半の「観閲」は艦隊運動や最新鋭艦を撮りまくれ!

 「観閲」に参加する艦船は、洋上で観閲部隊、観閲付属部隊、受閲艦艇部隊の3群に分かれる。観閲部隊と観閲付属部隊は西航し、その間を受閲艦艇部隊が東航する(図参照)。

「観閲」

 「観閲」の艦や航空機の移動方向を図にした。受閲艦艇部隊は観閲部隊、観閲付属部隊の前方から、受閲航空部隊は後方から出現する

 「観閲」の見所は、観閲部隊(および観閲付属部隊)と、受閲艦艇部隊のすれ違いだ。受閲艦艇部隊の艦上に一列に隊員が整列し登舷礼(本番のみ)が実施される。なお、「観閲」は艦の展示のみで射撃は実施しない。

 受閲艦艇部隊は、海上自衛隊の護衛艦、潜水艦、補助艦艇、海上保安庁の巡視船の順で進んでくる。通過後、受閲航空部隊が海上自衛隊機、陸上自衛隊機、航空自衛隊機の順で飛来する。

 受閲航空部隊通過後、観閲部隊と観閲付属部隊は回頭する。受閲艦艇部隊は、以前は観閲付属部隊に続行したこともあったが、海上自衛隊広報によると本年は未定とのこと。

登舷礼

輸送艦「しもきた」艦上で登舷礼を実施する陸上自衛隊員

受閲航空部隊

飛来した受閲航空部隊のE-2C

回頭

狭い海域に密集した艦船が回頭し一斉に向きを変更する状況は壮観だ


(「後半「訓練展示」は火を噴くロケット弾、舞い降りる飛行艇と見所てんこもり」へ続く)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン