このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第63回

クラウドを言い訳に買った「ThinkPad X200s」

2009年08月20日 16時00分更新

文● T教授

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ExpressCardとSDカードで「+48GB」

 ThinkPad X200sの装備は、考えられる限り最高のスペックを選択した。メインメモリーは4GB、SSDは128GBで、今の筆者には十分だ。画面解像度もWXGA+と、以前の愛機であった上位機種「ThinkPad X300」と同じだ。

 ExpressCardスロットは、以前は使い道がなかったので、もしもの場合に備えて、細く折りたたんだ1万円札でも入れておこうと考えていた。今は、安くなった32GBのExpressCard SSDを常時挿入したままで、「マイドキュメント」の中身を保存している。32GB ExpressCard SSDは付属のUSBアダプターを使って、別のPCにも簡単にデータの転送が可能だ。

筆者的には使い方の思いつかなかったExpressCardスロット。現在は、安くなった32GBのSSDを挿入している

なんと「でっかいUSBアダプター」が標準添付なので、ExpressCardスロットの無い、パソコンにもデータ移行やコピーは簡単だ

 標準装備しているSDカードスロットも、普段はアダプターを介して16GBのマイクロSDHCを常時挿入し、データ交換や一時的なデータ等の保管庫として活用している。

 本体のSSD(128GB)以外に、全部で48GBのスタティックメモリーを内蔵して、さらに「DropBox」などのオンラインストレージや、多様なクラウドサービスを活用することで、ワークスタイルをビジネスインフラから独立させることができた。

32GBのExpressCard SSDと16GBのマイクロSDカードに加えて、イー・モバイル「D31HW」の通信時にはこれに内蔵した16GBのマイクロSDカードが使える

なんだかんだで総重量は1158gとなったが、これでも以前使っていたThinkPad X300より300g(約20%)のダイエットだ。これは大きい!

一時しのぎにBUILTのモバイルケースを使用しているが、近く、シンプルな革製の専用ケースを誂えるつもりでいる。機会があればこのコラムでもご紹介したい

X200sの購入時には、キャンペーンが適用されて「ドッキング・ステーション」が無料で付いてきた。筆者の友人の中には「使わないから」と、無料送付を断った豪傑もいるが、確かに時代の変化か活躍機会は少ない

 総重量は1.1kg少々というThinkPad X200s。現時点では「My BestモバイルPC」だ。しかし、クラウドな環境のせいで、今後、ますます衝動買いに拍車がかかりそうで、少し怖い気がする。


今回の衝動買い

アイテム:レノボ「ThinkPad X200s」
購入価格:約15万円(最上位スペック、直販サイトにて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン