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買収したウティマコセーフウェアの製品を統合

ソフォス、暗号化製品「SafeGuard Enterprise」の新版

2009年08月20日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 8月18日、企業向けのセキュリティ製品を手がけるソフォスは、クライアントPCのデータを暗号化する「SafeGuard Enterprise」の最新版5.40を発表した。

 SafeGuard Enterpriseは、2009年7月にソフォスが買収したドイツのウティマコセーフフェアの製品で、PCやメディアのデータを自動的に暗号化する。最新バージョンの5.40では、リムーバブルメディアの暗号化機能を拡充し、パスフレーズによるシングルサインオンにより、一度認証されたユーザーは毎回パスワードを入力しなくとも、データにアクセスできるようになった。また、ファイルの種類によって、アクセスをブロックする機能も搭載。250種類の拡張子を識別するほか、ファイル属性だけではなく、ファイルヘッダもチェック。不正な書き込みや読み出しを防ぐ。

 また、マイクロソフトのSQL Server 2008を正式サポート。LAN内で共有されるファイルの暗号化を実現するSophos SafeGuard LAN Crypt」との相互接続性も確保した。その他、マルチテナント環境での集中管理や、パスワードを忘れた際に質問を答えさせるローカルセルフヘルプ機能など、管理負荷を軽減させる機能強化も図られた。

ローカルセルフヘルプの設定画面(英語版)。ランダムで5つの質問の回答する必要があるという

 製品は以下の4つのモジュールから構成されており、無期限の使用権(パーベチュアルライセンス)を個別モジュールごとに購入するという販売形式になる。

Sophos SafeGuard Device Encryption
内蔵/外付けハードディスクとリムーバブルメディア暗号化
Sophos SafeGuard Data Exchange
USBメモリなどリムーバブルメディア、電子メール添付ファイル暗号化
Sophos SafeGuard Configuration Protection
情報漏えい、外部からの攻撃に対するポート/デバイス管理
Sophos SafeGuard Management Center
集中管理用プラットフォーム

 価格は、100~199台を対象に上記の4つのモジュールをすべて購入する場合で、1台あたり1万8720円。8月24日から出荷開始となっている。

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