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裏面照射型CMOSセンサーの実力は?

「Exmor R」搭載コンデジ「DSC-WX1」を試す

2009年08月20日 12時00分更新

文● 周防克弥

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「HX1」に搭載されていたパノラマスイングモードも搭載

「HX1」に搭載されていた「パノラマスイングモード」を搭載。シャッターを押したままカメラを水平に振るだけで、最大で256度のパノラマ写真が撮れる。いままでのパノラマ写真は、後からパソコンで合成や画面の端に前回の写真残りがあって重ねながら撮るなど、面倒ではあったが、モード切替だけでワンアクションで撮影できてしまう

 素子サイズの小さいコンデジにとっての最大の問題ともいえるのが高感度ノイズだが、裏面照射型CMOSセンサーの登場で大きく前進したと思える。

 他社製品でも画像の重ね合わせによる高感度ノイズ低減機能は見かけるが、やはりこの新しいセンサーとの組み合わせによってさらに効果的な絵作りができるだろう。

明るい環境下でのサンプル画像

 高感度撮影時の画像の重ね合わせをしない絵を見てもかなりノイズは少なく、実用性の高い写真が撮れる。反面、明るい状況での写真にノイズが目立つのが難点ではあるが、これは拡大してプリントしたり、拡大率100%でモニターでみたりしなければ気にならないレベル。モニターでの縮小表示や2Lサイズ程度へのプリントならなんら問題にならない。

 新しいセンサーの機能が目立つが小型化された本体の持ち運びやすさや携帯性はかなりよい。また24mm相当からのズームも旅行先での風景や街中でのスナップ撮影で重宝するだろう。ズームレバーの動きがクイックで、微妙なフレーミングが作れないのが難点ではあるが、日常使うデジカメとしてはかなりお勧め度の高い製品に仕上がっている。

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