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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第114回

夏によく逢う子猫たち

2009年08月14日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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保護された猫の行く末

 まだちょっとおぼつかないけれども、その後がちょっと気になっております。もう1匹。公園に捨てられていた子猫の話。猫ボランティアの人が見つけて保護したのだという。

まだ生まれて1ヵ月くらいかと思われる保護された黒猫(2009年8月 パナソニック LUMIX GH1)

まだ生まれて1ヵ月くらいかと思われる保護された黒猫(2009年8月 パナソニック LUMIX GH1)

 保護したとのメールをもらったのでその公園へ行ってみると、本当に小さくてきれいな黒猫がケージに保護されてた。明らかに、直前まで人に世話されていたのである。毛並もいいし、人も怖がらない。手を出すと素直に撫でられてくれるし、手にしがみつこうとする。

 野良猫の多くはこのように捨てられたところからはじまるのだ。生まれた猫を捨てるくらいなら、あらかじめ去勢してください。

 暗いところに黒い猫では撮影しづらくてよくわからないので、ちょっと外に出してみた。

こうしてみると、小さいのがよくわかる。小さいけれども頑張って探検中(2009年8月 パナソニック LUMIX GH1)

こうしてみると、小さいのがよくわかる。小さいけれども頑張って探検中(2009年8月 パナソニック LUMIX GH1)

 ち、小さいっ。草に思いきり隠れちゃってる。

 おかげで草の隙間から覗く顔にピントを合わせるのが大変、というか、かなりピンボケ写真が量産されました。

 手前の草にピントが合ったり、そもそも黒い猫にはピントが合いづらいので背景に合っちゃったり、こういう写真の影には、たくさんの失敗した写真が埋もれているのである。

 ちなみにこのチビ黒猫は、現在猫ボランティアさんが保護しており、里親募集中であります。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は 8月21日掲載予定

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