このページの本文へ

仕事で使える!Firefox便利ワザ 〜夏休み3日間集中講座〜 第2回

Firefox 3.5をビジネスシーンにあわせて使う

2009年08月14日 06時00分更新

文● 野々下裕子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Webページも紙の感覚で
整理、管理したい!

 Webで収集した情報を新聞や雑誌のような感覚で簡単に整理/保存できれば、もっと便利なのにと思ったことはないだろうか。Firefoxではそうした作業を手助けしてくれるアドオンがそろっている。

Pearl Crescent Page Saver Basic 2.1

Webページのスクリーンショットを画像ファイルで保存できる「Pearl Crescent Page Saver Basic 2.1」はflashコンテンツのような“動くサイト”にも対応している

 たとえば企画書に、縦に長いサイトの全画面を図版として貼り付けたい場合、パソコンのスクリーンショット機能だけでは四苦八苦するが、「ScreenGrab」を使えば表示されているページ全体を、PNGやJPG形式の1つの画像として簡単に保存できる。取り込む範囲を指定できるほか、コピーした画像を他のアプリケーションにそのまま貼り付けるといったことも簡単にできる。

 さらに、Flashコンテンツも画像ファイルに取りこみたいならば、「Pearl Crescent Page Saver Basic 2.1」というアドオンを使ってみよう。

 また、画面のキャプチャではなく、Webページそのものを保存しておきたい場合もあるだろう。その場合、「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選べば、HTML形式で保存することはできるものの、一部の画像が保存されていなかったり、デザインのレイアウトが崩れていたりすることも多々ある。

ScrapBook

Webページのあらゆるソースやリンクの深さまで指定して保存できる「ScrapBook」は、保存した後の編集加工処理もいろいろできるので、企画書の制作やWebデザインの提案などで力を発揮してくれそうだ

 「ScrapBook」というアドオンを使えば、表示されたページの動画像データからリンクまで、ソースをまるごと(あるいは詳細を指定して)取り込める。さらに、保存したデータにマーカーを引いたり、メモを書き込んだり、選択した範囲を消去するなど、まさしくスクラップブックを作るように管理できるのだ。もちろん編集した画面は画像データに変換して、資料やメールに添付するといったことも可能だ。

 ブラウジングしているWebページに直接マーカーが引ける「Wired-Marker」というアドオンもある。ページを閉じたり移動してもマーカーの記録が残り、さらにマーカーを引いた部分をブックマークとして登録できるので、1ページあたりの情報量が多いサイトで、目当ての記述を素早く見つけたいという時にとても便利だ。

Wired-Marker

本や雑誌にマーカーを引く感覚をそのままWebページでもできるようにした「Wired-Marker」は、マーカーを引いた部分を後から検索したり、色分けして管理でき、もう一つのブックマークとして使いこなすこともできる

次ページに続く

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ