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Android日本上陸! Androidのすべてを知る 第5回

Androidの開発の手順を実際に追ってみる

2009年08月07日 18時00分更新

文● 塩田紳二

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配置した「View」のレイアウトやフォントを変更する

 配置したViewは、直接クリックしても選択できるが、黒い領域となり下にあるOutlineでも階層表示が行なわれている。最初からあるTextViewと今回配置したDigitalClockはLinearLayoutの下にある。

 Viewが選択されていると、ウィンドウ右側のプロパティが対応のオブジェクトの内容に切り替わる。たとえば、デジタル時計を中央に表示したいときには、MiscのLayout gravityを選び、右側のボタンを押す(下画面左)。すると選択可能な項目が表示されるので、ここから「center」を選ぶ(下画面右)。すると時計が横方向、中央に表示される。

レイアウトを変更する

ViewをOutlineから選んで、Propertiesで設定を変える。DigitalClockを中央寄せするには、Layout gravityを選び、右側の「...」ボタンを押す

Centerに配置する

配置方法が表示されるので、ここではcenterを選ぶ

 同様にTextViewを選んでGravityを設定すれば、文字列がセンタリングされる。文字列自体を変更したければ、Textを、フォントサイズを変更したければ、Text sizeに「18pt」などとポイント数として大きさを指定する。設定が終わったら、最後にFileメニューのSaveでファイルを保存しておく。

 今回は、動作のないテキスト表示と、勝手に表示を行なうデジタル時計なので、プログラム本体を記述する必要はないが、一応、プログラムがどこにあるのかは確認しておこう。Javaによるプログラムは、Package Explorerでプロジェクト(SimpleClock)内のsrcの下にある。ここにある「com.example.simpleclock」の下に「SimpleClock.java」というファイルがあるので、これをダブルクリックすると、中央にエディタが開いて、プログラムが表示される。これは、プロジェクトウィザードが自動で挿入したプログラムで、プログラムが起動したとき(onCreate)に、レイアウトとして指定された画面を表示させるものだ。

プログラムを作る

プログラムはsrcの下にある。ただし、今回はウィザードが組み込んだプログラムだけで動くので、手を入れる必要はない。標準では、main.xmlで定義した画面を表示するだけのプログラムが組み込まれるようになっている

作成したアプリをエミュレーターに転送して
実際に動作させる

 実行は、RunメニューからRunを選ぶ。すると、何を実行するのかを聞いてくる。ここでは、「Android Application」を選ぶ。

実際に動作させる

RunメニューのRUNを選ぶと、何を実行するのかを選択するダイアログが表示される

 その後、エミュレータが起動し、ロック解除待ちの状態となる。エミュレータのMenuキーを押して画面ロックを解除して、しばらく待つと、プログラムが自動的に起動する。

AVDファイルがあれば、エミュレータが起動され、自動的に作成したプログラムの転送、インストールが行なわれる。最初は、画面ロック状態なので、エミュレータのMenuをクリックして、画面ロックを解除する。すると転送したプログラムが実行されているはずだ

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