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花火の撮影方法 デジカメで手持ち花火を撮るコツ

2009年08月06日 22時36分更新

文● 写真 三浦健司

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線香花火のはかなさを写真に撮る

 線香花火の写真撮影には、デジタル一眼レフと外付けストロボ(ディフューザー付き)、三脚とレリーズを使う。欲を言えば、カメラ本体にストロボのコマンダー機能があるとベストだ。

 線香花火は愛らしく可憐な火花と火の玉が特長だ。人物と可憐な火花、火の玉を調和させるには、撮影時にカメラとストロボを離すと美しく立体感のある写真になる。機材の位置関係はカメラに対し、だいたい90度の角度にストロボを配するとよい。人物が右向きであれば右サイドから、逆に左向きであれば左サイドにストロボを置き、視線のある方向から光を当てるのが基本だ。

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 撮影時は、ストロボは三脚やライトスタンドなどに固定し、光量をマイナス1EV程度に設定。人物が暗めに写るようにすることで、夜間の撮影を演出できる。

人物とカメラ、ストロボの位置関係

人物とカメラ、ストロボの位置関係

ニコンD700のコマンダー機能設定画面

ニコンD700のコマンダー機能設定画面

 冒頭でも触れた「コマンダー機能」とは、ニコンD700など一部の機種に搭載されている、デジタルカメラ本体からストロボをワイヤレスで発光制御する機能のことだ。コマンダー機能のないカメラの場合、ストロボを専用ケーブルでカメラとつなぎ、補助の人などに持ってもらうか、あるいは別売のコマンダー用ワイヤレスユニット(スピードライトトランスミッターあるいはワイヤレス スピードライト コマンダー)をカメラ本体に取り付ける。

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ヘッドセットタイプLEDライト

  露光時間は1~2秒前後が目安。ピント合わせは、AF補助光を利用する方法もあるがヘッドセットタイプLEDライトの拡散光モードで、人物全体を少し離れた場所から当てるとピント合わせから楽で、構図やアングルも決めやすい。

美しい火花が印象的な線香花火

美しい火花が印象的な線香花火

 シャッターチャンスは、線香花火の火花が咲くタイミングに合わせ、被写体の笑顔とともに決める。なお、余談として線香花火は国産製品がいいようだ。火の玉がコヨリからポトリと落下する率も低く、かつ元気のいい火花が咲き最後までしっかり楽しめる。


(「花火でのお絵かきを写真に撮る」へ続く)

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