画質をチェックしてみた
ここで簡単に画質チェックをしてみよう。17mmの描写チェックと高感度での画質チェックだ。
壁を撮って収差チェックと絞りでの画質の変化を確認してみた。湾曲収差は思ったよりも大きい。ズームレンズなら許せるレベルだが、単焦点レンズでこれだけ歪むのはちょっと……。平面的なものを撮っても迫ってくる感じになってしまう。特にマクロ時、背景に水平垂直になるような物があると余計に目だってしまう。
F2.8~F22までの絞りサンプル
絞りでの画質変化は予想通りな感じ。中央部は解放のF2.8から十分にシャープで、F5.6で一番シャープに写る。周辺部がきっちりと写るのはF4.0からだ。
全体的にシャープネスが保てるのはF8.0までで、中央部だけならF11でも大丈夫だが周辺部はF8.0を境に絞るほど甘くなっていく。このレンズを美味しく使うコツとしては、絞りは解放のF2.8からF8.0までといったところか。中央部も周辺も含めシャープネス重視ならF4.0からF8.0までの範囲が良い感じだ。
感度別サンプル
感度設定はISO 100から6400まで1/3刻みで調節できる。高感度ノイズはISO 800から出始める。気になるのはISO 3200あたりだが、(条件にもよるが)ノイズの発生を基準に考えたら実用的なのはISO 800くらいまでだろう。
被写体によってはISO 1600でも大丈夫かもしれない。わかってて使う分にはISO 6400でも実用性はある。ISO 3200からは黒つぶれがしやすくなる傾向があるので、使い所に注意が必要かもしれない。
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