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買ったからには全部言いたい!「E-P1」の光と影 第1回

オリンパス「E-P1」は「ペン」なのか!?

2009年08月06日 12時00分更新

文● 周防克弥

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画質をチェックしてみた

 ここで簡単に画質チェックをしてみよう。17mmの描写チェックと高感度での画質チェックだ。

 壁を撮って収差チェックと絞りでの画質の変化を確認してみた。湾曲収差は思ったよりも大きい。ズームレンズなら許せるレベルだが、単焦点レンズでこれだけ歪むのはちょっと……。平面的なものを撮っても迫ってくる感じになってしまう。特にマクロ時、背景に水平垂直になるような物があると余計に目だってしまう。


F2.8~F22までの絞りサンプル

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 絞りでの画質変化は予想通りな感じ。中央部は解放のF2.8から十分にシャープで、F5.6で一番シャープに写る。周辺部がきっちりと写るのはF4.0からだ。

 全体的にシャープネスが保てるのはF8.0までで、中央部だけならF11でも大丈夫だが周辺部はF8.0を境に絞るほど甘くなっていく。このレンズを美味しく使うコツとしては、絞りは解放のF2.8からF8.0までといったところか。中央部も周辺も含めシャープネス重視ならF4.0からF8.0までの範囲が良い感じだ。


感度別サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

 感度設定はISO 100から6400まで1/3刻みで調節できる。高感度ノイズはISO 800から出始める。気になるのはISO 3200あたりだが、(条件にもよるが)ノイズの発生を基準に考えたら実用的なのはISO 800くらいまでだろう。

 被写体によってはISO 1600でも大丈夫かもしれない。わかってて使う分にはISO 6400でも実用性はある。ISO 3200からは黒つぶれがしやすくなる傾向があるので、使い所に注意が必要かもしれない。

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