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作るより撮るのが大変、タモリカレー

2009年08月04日 16時31分更新

文● 吉田 重戦車

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タモリカレー
タモリカレー完成直後の姿

 こんな時はカレーだ。梅雨が明けたのか明けてないのかなんかよくわからん天候で、暑かったり涼しかったり、どうも体調が良くない。医食同源の観点で考えても、ウコンとか入っているのでカレーは薬膳の親戚みたいなものだ(たぶん)。ということで、自分的に理論武装をして(動機付けだな)、カレー製作に取りかかることに。カレーは市販のカレールーを使えば手軽に作れるが、男の手料理でカレー粉から作ってみた。隣席のリア充系同僚から「タモリカレー」を作ったら旨かった、と聞いたので挑戦してみたのだ。

 タモリカレーとは、タレントのタモリがレシピを書いたカレーで、カレー粉から作る。「カレー粉」からと聞くと面倒そうだが、所詮は男の手料理。手抜きできる部分もあり、手間をかけずに作れるのがミソだ。市販のカレールーを使っても、下ごしらえから完成まで2時間くらいはかかるが、タモリカレーも同程度の時間で作れる。レシピは「タモリカレー」で検索すれば見つかる。よし、タモリカレーを作ろう。

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 無意味に形から入るタイプなので、フードプロセッサーやマッシャーなど、必要だが自宅にない調理器具をAmazonで買う。Amazonの良いところは、お急ぎ便を利用すれば、在庫のある品物は翌日には届く(一部地域除く)ことだ。男の思いつき手料理に役立つAmazonに幸あれ。気が変わらないうちに次々と調理器具を発注する。レシピを片手にスーパーを回り、カレー粉、ターメリックやクミンなどのスパイス、鶏肉、マンゴーチャツネ、ホールトマトなど食材を揃える。

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 下ごしらえした鶏肉はカロリーを考えて油控えめで炒め、ホールトマトをフードプロセッサーで粉砕し、大鍋にグラグラと湯を沸かし、素材や隠し味用調味料を放り込んで煮ること1時間。この世に生を受けて40有余年、初めてカレー粉からカレーを作ることに成功したのでありました。まあ、レシピがあるとはいえ、意外と簡単。「信長の野望」でいえば、北条家で天下統一を目指すくらいの難易度か。

 しかし、ここからが問題。せっかく作ったので写真撮影しようと思ったのだが、旨そうに撮れないのだ。普通に撮影すると、どこかの学生寮の闇鍋か黄河の泥水みたいな色をしている。作った、かつ撮った本人が見ても、旨そうにはとても見えない。「信長の野望」でいえば、撮る方は姉小路家か葛西家で天下統一を目指す難易度だ。ああ、都は遠い。

 そんなことを考えている間にも時間は経っていく。旨そうに見えないどころか、冷えて本当に旨くなくなってしまう。そういえば、料理写真の現場では、撮るのに時間がかかることが多く、料理がすっかり冷えてしまってとても食べられないことも多いと料理写真カメラマンに聞いたことがある。暖かいウチに食べられる方が珍しいらしい。「スタッフが美味しく頂きました」というシチュエーションにはなかなかならないようだ。

 本来は自然光、それも逆光という王道シチュエーションで撮りたかったが、やむなくストロボのバウンス撮影で撮ったのがトップの写真。湯気でも写っていればよかったのだが、撮ったときにはほぼ冷めていた。まあ、再度鍋に戻して暖めて食す。いや、これは旨い。ソンケーする東京カレー日記主宰エンドーさん風インドカレー南北分類に当てはめてみれば、あっさり味の南インド系というところ。これなら北インド系の獣油を多用するカレーが苦手な人でも食が進みそうだ。

 残りのカレーは冷凍保存し、写真撮影テクニック向上のため、後日再度撮影に挑戦してみることにした。教訓として、カレーは作るより撮るのが大変。まだまだカレーの道もカメラの道も精進が必要なことを痛感した休日の一コマだった。

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