画質比較
全機種でダイナミックコントラスト(コントラスト拡張モード)を備えるので、モード適用時の画質もあわせてチェックしたい。適用時はLGエレクトロニクス「M237WS-PM」は1000:1が2万:1に、アイ・オー・データ機器「LCD-MF242X」は1000:1が1万:1に、BenQ「G2411HD」では1000:1が4万:1と、公称でそれぞれ10倍以上もコントラスト比がアップする。
工場出荷時設定
LGエレクトロニクス「M237WS-PM」
アイ・オー・データ機器「LCD-MF242X」
BenQ「G2411HD」
特殊設定
LGエレクトロニクス「M237WS-PM」
アイ・オー・データ機器「LCD-MF242X」
BenQ「G2411HD」
視野角
TNパネルは見る角度によっては色味が激しく変わる。そこで、液晶画面を上方約20度、斜め約45度から見てみた。各製品の視野角の違いを確認してほしい。
ライター ヤマダの「オレならコレを買うね!」
多機能さではやはりLGエレクトロニクス「M237WS-PM」が一番
「LCD-MF242X」とBenQ「G2411HD」は悩みどころ
画質面では好みもあるが、BenQ「G2411HD」が映像のメリハリ(コントラスト)、発色ともにもっとも美しく感じた。LGエレクトロニクス「M237WS-PM」は画面が明るいのはよかったが全体に発色が薄く、TVなど動画の迫力が薄れている感じがした。アイ・オー・データ機器「LCD-MF242X」は両者の中間といった印象。
LGエレクトロニクス「M237WS-PM」はアナログAV入力の搭載はもちろん、もっともうれしいのはHDMI×2に加え、DVI-Dも装備すること。PC、ゲーム機、DVDレコを同時にデジタル接続できるのがいい。アイ・オー・データ機器「LCD-MF242X」は価格と性能面ではライバル2機種に埋もれてしまうが、独自のプラスアルファの機能に注目したい。
画質比較に使用したソフト
Hi-Definition Reference Disk
プロフェッショナル向けテストディスク制作会社キュー・テックが製作したハイビジョン映像・音声用のチェックディスク。高性能最新鋭のハイビジョンカメラで撮影された、暗部階調、色再現、動画解像度などの確認用に適したさまざまな評価映像がブルーレイディスクに収録されている。
音声パートには、山下康介・作曲による7.1chオリジナル音楽を収録。Dolby Digital、dts、リニアPCMの3フォーマットの音質を確認できる。
「Hi-Definition Reference Disc」 QVDB-1003 発売元 株式会社キュー・テック
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