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ドトーの液晶モニターテスト2009 第2回

フルHD液晶 今買うならどれがいい?【高性能24インチ編】

2009年08月12日 18時00分更新

文● 山田 広樹

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画質比較

 画質評価にはキュー・テックのブルーレイディスク「Hi-Definition Reference Disc」の映像を使用した。HPの「LP2475w」の表示が全体にやや赤みを帯びているが、これは色温度設定を上げることで解消可能だ。欧米では低い色温度を好む傾向があり、「LP2475w」はグローバルモデルのため、設定の方向がやや異なるのかもしれない。ナナオの「FORIS FX2431」はダイナミックコントラストモードを備え、適用時にはコントラスト比1000:1が2000:1にアップする。その画質の差を確認していただきたい。

工場出荷時設定

ナナオ「FORIS FX2431」

三菱電機「RDT241WEX」

HP「LP2475w」

特殊設定

ナナオ「FORIS FX2431」

ダイナミックコントラストOFF

ダイナミックコントラストON

ライター ヤマダの「オレならコレを買うね!」

古くてもいいものはいい!
オレ的ベストバイはHP「LP2475w」

 7万円台でAV入力まで備わったHP「LP2475w」のコストパフォーマンスは驚異的とも言えるほど。画質面もAdobeRGBカバー率が非公開なのは気になるが、TN液晶とは比べものにならない。三菱電機「RDT241WEX」は12bitルックアップテーブルの威力により、sRGBの本当の実力を思い知らされた。ライトグリーンの発色のよさは言われなければsRGBとは気付かないほど。ナナオ「FORIS FX2431」は価格面はさておき、性能・機能ともに文句なしだが、残念なことに画面表面にギラつきがあった。これさえなければHP「LP2475w」とかなりの接戦になったと思う。

画質比較に使用したソフト

Hi-Definition Reference Disk

 プロフェッショナル向けテストディスク制作会社キュー・テックが製作したハイビジョン映像・音声用のチェックディスク。高性能最新鋭のハイビジョンカメラで撮影された、暗部階調、色再現、動画解像度などの確認用に適したさまざまな評価映像がブルーレイディスクに収録されている。
 音声パートには、山下康介・作曲による7.1chオリジナル音楽を収録。Dolby Digital、dts、リニアPCMの3フォーマットの音質を確認できる。

【関連サイト】

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